ラオス日本センター第6期経営塾開講!

2022年11月2日

ラオス日本センター(LJI)にて、2022年10月17日より、21名の参加者を得て、第6期経営塾が開講しました。

今期は、通常の募集広報に加え、経営塾同窓会(KJL)のネットワークを最大限に活用したこと、さらに、募集時期に2年ぶりの経営塾生対象の本邦研修が行われ、その様子・成果が随時、LJIのFacebookに投稿されたことなどから、例年と比べ、モチベーション・英語力共に高い応募者が多数集まり、最終的に定員(20名)を超える21名を受け入れることとしました。

開講式では、LJIのポンケオ所長、大川チーフアドバイザーの挨拶の後、中嶋総括コンサルタントから、経営塾の背景・目的、講義の進め方、経営塾を構成する6科目の関連性とアウトプット、各講師を紹介いただきました。第1科目目の「経営戦略」は、河口講師(博士)とスタノムLJI副所長(博士)両名による講義をもって開始しました。
受講生からは「とても実践的な講義内容とグループワークで、学んだ知識が会社で直ぐに使える」「経営戦略の知識が乏しかったが、明確に分かった」「会社のビジョン、ミッションなどの重要性がはじめて実感できた」など、好評コメントが多く寄せられました。さらに、講義修了の翌週に実施した受講生個別コンサルティングでは「講師の的確なアドバイスで、長年の課題の解決に見通しが立った」など個別相談ならではの成果も発揮されました。そして、第1科目目修了時の評価でも、日本人講師、受講生理解度、ラオス人講師、講義運営の全観点で90%を超える高い評価を得ました。

また、今期は、経営塾の内容を更に充実させるため、受講生による事前自己診断、コンサルタントとLJI職員による事前会社訪問・ヒアリング、各科目講師によるオープンセミナーなど各種の改善を新たに盛り込みました。特に自己診断と会社訪問・ヒアリングは、経営塾終了後に再度行い、経営塾の効果を定量化し、改善点を明確にするとともに、修了生企業の更なる補強点を明らかにするうえで、大きな効果を発揮すると考えています。
さらに、運営面では、LJIのビジネス課と受講生全員をSNS(Whats App)でグループ化し、随時、受講生の講義へのコメントを聴取するとともに、必要事項についてフィードバックする取り組みを強化し、運営の改善・効率化を図りました。

今期経営塾は来年3月まで残り5科目の講義を実施し、その後、本邦研修が行われます。LJIとしては、経営塾を通じて、受講生が自らの企業の経営改善を行うとともに、今、勃興期にあるラオスのビジネス界の発展に貢献してくれることを、心から期待しています。

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開講式

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講義風景

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演習・デスカッション風景

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受講生・事前自己診断の結果例