ビシュケクに、キルギス日本センターの五月祭りが帰ってきました!

2023年6月7日

キルギス日本センター(KRJC)は2023年5月27日、キルギス国立総合大学、在キルギス日本国大使館、JICAキルギス共和国事務所、キルギス日本人会のご後援を得て、4年ぶりに「五月祭り」を盛大に開催しました。それはまるで、新型コロナウイルスの影響による長い冬が終わり、新たな春の訪れを告げるような喜びに満ちた一日となりました。

ビシュケクの5月、そこは春の息吹が人々の心を穏やかに包む時期です。そんな美しい季節に、約1600名の多くの人々が訪れました。会場を彩る無数の笑顔の中には、沢山の子供たちの姿がありました。

祭りは、KRJCが誇る中央アジアを代表する和太鼓グループ「大江戸太鼓」の華麗な演奏で幕を開けました。その勇壮なリズムが会場全体を一つに結びつけ、祭りへの期待感を一層高めました。

祭りのハイライトの一つである日本の伝統文化ブースでは、来場者たちは茶道、華道、書道、折り紙、囲碁といった日本の伝統文化を堪能しました。浴衣体験コースでは、沢山の女子学生や児童が訪れました。彼女たちは新たに身にまとった浴衣の風合いを楽しみながら、赤い長椅子に座り、赤い大きな和傘の下で、輝く笑顔で記念写真に収まっていました。

また、日本食のブースも大盛況。おにぎり、みそ汁、のり弁当などの日本の家庭料理を屋外で手軽に味わう機会は、キルギス人だけではなく、現地在住の日本人に大好評でした。

一日を通して様々なパフォーマンスが行われ、日本人、キルギス人によるコンサート、歌、楽器の演奏、そして体操等が披露され、会場を一体感で満たしました。さらに、空手、合気道、相撲、居合道、柔道などのデモンストレーションもあり、子供たちが真剣な表情で見入り、自らも積極的に参加する姿が見られました。

この特別な日は、来場者はもちろん、私たちKRJCのスタッフや、運営を支えてくれたキルギス人学生ボランティアにとっても、忘れられない一日となりました。大学3年生の学生ボランティア、アイダイさんは、「この経験をきっかけに居合道を始めたい」と意気込んでいました。

中央ユーラシアの悠久の天山山脈を眺める会場で、日本とキルギスの更なる絆を深める、記念すべき一日となりました。次の日本文化イベントとして、七夕祭りを計画しています。そこでも、伝統的な短冊に願いを書いて、日本の風習を体験していただく予定です。我々KRJC一同、再び皆様と共に新たな文化体験を創造することを楽しみにしています。

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