国際協力出前講座

開発途上国の実情や日本との関係、国際協力の必要性について考える機会に、JICA海外協力隊経験者や開発途上国からの研修員を講師として紹介するプログラムです。総合的な学習の時間・各教科や特別活動での国際理解教育、教員やPTA、自治体などの研修でご活用ください。

注)現地で活動中の協力隊やJICA職員によるオンライン出前講座については、こちらをご覧ください。

概要

講師はどんな人が来るの?

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日本人講師

  • JICA海外協力隊経験者等

(注)講師は開発途上国での国際協力経験を持ちますが、プロの講師ではありません。「講師にお任せ」にせず、事前の打ち合わせをお願いします。

【詳細情報】

開発途上国からの研修員

ご希望に応じて、開発途上国からの研修員を講師として紹介することも可能です。
JICAでは、開発途上国から各分野の開発の中核を担う人材を研修員として日本に招き、それぞれの国が必要とする知識や技術に関する研修を行っております。
アフリカ、中東、アジア、大洋州の多くの国からの研修員を受け入れています。

【詳細情報】

どんな話が聞けるの?

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開発途上国の現場での実体験に基づいた話を聞くことができます。国際協力や途上国の文化や暮らしはもちろんのこと、環境、道徳、スポーツ、キャリア・進路など、ご希望のテーマや内容、時間に応じて講座を組み立てることができます。

(注)基本的には講師の体験談を中心とした講座となります。特定のワークショップ実施を希望される場合には作成元のNGO等に依頼されることを推奨します。

【日本人講師の講座の一例】

テーマ ねらい・目的 講座内容
国際協力
海外協力隊体験談
世界の課題や日本とのつながり、ボランティアの活動を知り、自分たちにできることを考える 授業案(PDF/670KB)
異文化理解 開発途上国の文化や生活を知り、異文化に対する理解を深める 授業案(PDF/303KB)
キャリア教育 国際協力の仕事や講師自身の生き方を知り、自分の将来やキャリアを考える 授業案(PDF/482KB)
人権教育 開発途上国が抱えている問題・課題を知り、人権について考える 授業案(PDF/1.77MB)
SDGsと国際協力 JICAの国際協力を切り口にSDGsの取り組みを知り、SDGsを通じて自分たちにできることを考える

講座内容は目次・項立ての一例です。
研修員の講座では、各国の文化や歴史、生活などの話を聞くことができます。

どこで聞けるの?

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学校、または指定の会場、オンライン(Zoom, Google, Teams等)にて実施可能です。なお、オンラインで実施する場合、必要なアカウント等ご手配願います。
JICA地球ひろばにお越しいただき、実施することも可能です。地球ひろば団体訪問プログラムの詳細は下記のリンク先をご覧ください。

費用はどのくらいかかるの?

講師への謝金と交通費を負担していただきます。
謝金について、目安は一人当たり1時間 4,600円です(JICA規定に基づく)。学校や自治体における講師謝金単価基準がある場合は、そちらに基づきご相談ください。

講座実施の流れ

(注)講師1名を紹介する際のおおよその目安です。

1.お申し込み(目安:実施希望日の1か月半前まで)

下記の提出書類をお問い合わせ/お申込み窓口へEメールで送付してください。

要請書や問い合わせ等を頂きましたら、5営業日以内に事務局よりお返事をいたします。
もし事務局から何も連絡がない場合は、お手数ですが再度ご連絡いただけますと幸いです。

【提出書類】
1) 講師紹介要請書
日本人講師用(PDF/290KBWord/44KB
研修員講師用(PDF/184KBWord/28KB
2) 講座開催場所までの地図
3) 事前事後学習の予定、指導計画(書式自由)など。(ある場合)

2.講師決定

ご希望のテーマや内容に応じて講師を選定し、講師の連絡先を通知します。(メールで情報をお知らせします)
(注)申込~講師決定の返答まで通常1か月のお時間を頂いております。

3.講師との打合せ

連絡先を受理後、講師と事前打合せを行ってください。

(注)充実した講座にするためにも、事前の打合せは重要です。ご希望の講演内容、細かい段取り、使用できる機材などに関し、直接講師と打合せを行ってください。

4.事前学習

当日までに時間が確保できる場合には、事前学習の実施を推奨しています。

5.講座実施(当日)

(1)会場準備(機材の設営など)について講師へ説明・サポートをお願いします。
(2)そのほか、費用関連などの必要な事務手続きを行ってください。

6.アンケートのご提出

(1)アンケートを、Eメールで下記お問い合わせ/お申込み窓口へお送りください。
(2)感想文やお礼の手紙をお送りいただける場合には講師個人宛に郵送願います。

留意事項

(注)本事業は、途上国でのボランティア経験を持つ個人を講師として紹介する事業です。講師派遣事業ではございませんので、JICAからは講座の内容についての指導は行いません。講座実施にあたっては学校の教育活動にとってふさわしい内容となるようご指導ください。

(注)講座の内容や日程が決まっていない段階でも、ご相談に応じます。

(注)講座で扱うテーマや国・地域が限定されている場合、および、複数名の講師派遣をご希望の場合には、講師選定に時間がかかります。予めご了承の上、お早めにお問合せください。

(注)出前講座を依頼する目的やねらいを明確にすることが大切です。受講者に何を考えさせたいか、事後指導はどうするかなどについても、是非お知らせ下さい。

  • 目的・ねらい(例):「自分たちでできる国際協力を考える」「世界と日本のつながりを考える」
  • 事後指導(例):小学5年生の学習単元『世界の日本と平和の役割』について学習する、「今、自分にできること」をグループで話し合い発表する 等

お問合せ・お申込み

JICA東京 出前講座事務局(株式会社メディア総合研究所)
メール:jica-demae@mediasoken.jp
電話番号:03-6434-5280
ファックス番号:03-6665-8852

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