研修員受入事業(長期)

研修員受入事業(長期)とは?

研修員受け入れ事業のうち、受入期間が1年以上の研修を指します。長期研修員として来日した研修員は、大学院に入学し、修士/博士課程を通して、母国の開発に寄与するための総合的かつ高度な技術や知識の習得を目指します。プログラムによっては、大学院在籍中または卒業後に、本邦企業において実務研修(インターンシップ)を行う場合もあります。

JICA東京では、計327名の長期研修員を受け入れ、1都5県における約30の大学にて研究活動に勤しんでいます。(2020年1月現在)

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国際大学国際経営学研究科(修士課程)を卒業した長期研修員(中央アフリカ)。

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早稲田大学大学院卒業後、日本企業にてインターンシップを実施する長期研修員(トーゴ)。同研修員は、母国で自らCEOを務める企業と、インターンシップ先の日本企業とで、事業提携の覚書を結んだ。

JICA開発大学院連携とは?

JICA開発大学院連携構想下では、長期研修員を対象に、国内の大学とJICAが連携し、大学の学位課程における専門分野の研究に加え、日本理解を促進するプログラムを提供しています。日本は、非西洋国としては世界で初めて先進国になった国であることを踏まえて、欧米とは異なる日本の近代化経験や戦後の開発経験を伝えることで、体系的な日本理解を促進しています。

この一環で、JICA東京では、所管内の自治体や大学と協働し、各地域独自の発展の歴史や復興経験を学ぶ機会を提供しています。

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新潟県中越地震の復興展示室にて、地震発生時の被災状況を学ぶ長期研修員。

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長野県佐久市にて、健康長寿をキーワードに、住民主体の地域活動について学んだあと、健康長寿の守り神、ぴんころ地蔵と。

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途上国への事業展開をする埼玉県にある梱包資材の企業にて、製品を手に取り資材の構造を確認する長期研修員。

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