JICA留学生(ケニア)が、暁星小学校を訪問! 「是非、皆さんもケニアを訪問してください!」

11月18日(金)、ケニアから来日しているJICA留学生が、東京都内の私立暁星小学校を訪問し、4年生の授業の中で母国についての講義を行いました。小学生たちは、ケニアの意外なところを知って驚きながら、熱心にメモをとって質問していました。

2022年11月29日

視察・講義: 

講師は、ケニアのナイロビから日本の大学院に留学中のJICA留学生IGESA Benson Senelwa(ベンソン)さん。カトリックの男子校である暁星小学校の4年生100名以上が、この授業に参加しました。

アフリカの東側に位置するケニアの自然、人々、文化について、ベンソンさんが英語で説明し、元JICAボランティアである北脇さんが日本語に通訳しました。アフリカは暑いはずと思うところ、首都ナイロビは意外にも暑くないと聞き、生徒達もびっくり。
また、日本との時差は6時間との説明があった上で、では今(午後1時)はケニアでは何時でしょうか、との質問を投げかけたところ、生徒達には午後7時なのか、朝7時なのか、なかなかぴんときづらい様子です。

他方、ケニアの自然の説明となると、俄然興味をそそられる子が増えます。代表的な動物の名前を聞かれると、英語も交えて答える等、関心の高さをみせていました。
アフリカと言っても、都市と農村の生活ではかなり異なります。川で泳ぎ、身近なもので遊ぶ農村の子供と、プールで泳ぎ、おもちゃで遊ぶ子供、それぞれの生活の違いについても、ベンソンさんは説明しました。
授業の最後には、ケニアを様々な角度から捉えたビデオの上映があり、雄大な風景や大自然の姿に、生徒達から驚きの声があがりました。

質問の時間になると、どのくらい栄えている国か?生活をするのに安全な国か?などの質問が次々とあがりました。ベンソンさんからは、ケニアは決して生活をするうえで危険な国とまでは言えないこと、日本とは雨季と乾季といった気候の違いがあることや、伝統的な生活をする人々が存在すること等、丁寧な回答がありました。
最後にベンソンさんから、「ぜひ、皆さんもケニアを訪問してください!」というメッセージが伝えられ、生徒達にもベンソンさんの熱い思いはしっかりと届いたようです。

報告者名 長期研修課 堀本 隆保