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JICA留学生(長期研修員)が、千葉県立検見川高校を訪問!日本の高校生と国際交流を行いました。

2024.12.06

2024年11月14日、JICA留学生8名が千葉県立検見川高等学校を訪問しました。留学生は生徒たちと、お互いの国や文化についての発表を行い、交流を深めました。

視察・講義:

 検見川高校を訪問したのは、ガーナ、キューバ、ジョージア、タイ、ナイジェリア、フィリピン、ベトナムからの8名のJICA留学生です。留学生たちは日本の大学院で様々な分野の研究に従事するとともに、日本の開発経験について学ぶことで、得た知識を母国の発展や課題解決に生かすことを目的として来日しております。なお、検見川高校では、毎年、JICA留学生を受け入れており、この訪問は生徒たちの英語学習において有益な機会となっています。

フィリピンからの留学生 TALAVERA Mel Anthonyさんによる発表

 検見川高校では、留学生を1名ずつ、1年生の8クラスに迎え、英語で日本文化についての発表を行いました。生徒の皆さんは、日本語の歴史や伝統文化、高校の年間行事まで、幅広いトピックで日本の文化を説明し、留学生たちは真剣に聞き入っていました。また日本の歌謡を紹介する発表では、生徒たちが様々な日本の名曲を実際に流し、クラス全体で曲を聴きながら盛り上がりました。質疑応答では、好きな日本のスポーツを質問し合うなどして、お互いに交流を深めました!

ベトナムからの留学生 TRAN Thi Thanh Nhanさんによる発表

 その後、JICA留学生は母国の歴史や文化について、発表を行いました。日本とは異なる衣食住の文化などの紹介に、生徒たちは時おり「へえ~」と声を上げながら、留学生の話にじっと耳を傾けていました。
また、生徒たちは発表を通して、日本の反対側にあるキューバでも、日本と同じように米が主食として食べられていることや、海を越えた先にあるフィリピンでも、日本と同じようにカラオケ文化が定着していることなどを学びました。地理的な距離はあるけれど、日本と世界の国々の間には様々な共通点が存在する、という気付きを得られた、有意義な時間となったのではないかと思います。

ガーナからの留学生 AKUAMOAH Nana Yaw Kyereさんによる発表

 その後、生徒たちの案内により、高校内の見学が行われました。留学生たちは図書館や体育館、グラウンドなどを見学しながら、母国の学校の施設や放課後の活動を比較して、気付いた点を口にしていました。書道室の見学では、留学生たちが生徒の作品や、字を書いている生徒のしなやかな筆づかいに見入っていたのが印象的でした。また、日本の学校では、グラウンドで生徒が複数のスポーツに取り組める環境にあることに、ナイジェリアからの留学生IDIARO Abdulazeezさんは感銘を受けていました。
 JICA留学生と生徒の皆さんの双方が互いの文化を学び合い、今回の検見川高校訪問は、大変実りのある交流の機会となりました。

報告者名 長期研修課(JICAインターン)  東京外国語大学 高橋 結衣

◆関連リンク:JICA開発大学院連携/JICAチェア | 事業について - JICA 

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