
一緒に考えよう、気候変動のこと
体育の授業中、ゲリラ豪雨にあったヒカリとサリ。近年、このような急激な気象の変化が増えているのはどうしてでしょうか。全世界共通の課題としてSDGsのゴール13にも掲げられている「気候変動」について考えてみましょう。
体育の授業中、ゲリラ豪雨にあったヒカリとサリ。近年、このような急激な気象の変化が増えているのはどうしてでしょうか。全世界共通の課題としてSDGsのゴール13にも掲げられている「気候変動」について考えてみましょう。
出典:IEA「CO2 EMISSIONS FROM FUEL COMBUSTION」2020 EDITIONより環境省作成
出典:IEA「CO2 EMISSIONS FROM FUEL COMBUSTION」2018 Highlights
CO2などの温室効果ガスの排出は、地球温暖化の進行に最も影響を及ぼします。エネルギー起源の多くを化石燃料に頼っている日本は、CO2排出量が世界で6番目に多い国です。アメリカやヨーロッパの国々が減少を見せる一方、近年の経済成長や人口増加とともに、中国の排出量が急激に増え、インドやアフリカ諸国といった途上国の排出量も増えています。こうしたことから、世界全体の地球温暖化対策として、先進国だけでなく途上国も含め、CO2削減へ取り組むことが大切です。
地球環境を守るために、私たちにできることはたくさんあります。例えば買い物に行く時に徒歩で移動し、自分で袋を持っていくことはエコにつながります。他にもさまざまな場面を想定して、自分たちができるエコな行動を考えてみましょう。
エコな行動とは、地球環境のことを考えた行動、すなわちCO2を排出しない行動です。
排気ガスを出す車での移動をなるべく減らしたり、ゴミを燃やした時に出るCO2を減らすために、ゴミ自体を減らす行動を心がけるなど、私たちの少しの意識できることはたくさんあります。
パリ協定とは、2020年以降の気候変動問題に関する国際的な取り決めです。地球温暖化対策に向けた世界共通の目標を達成すべく、途上国を含むすべての参加国に、温室効果ガス排出削減の努力が求められる点で、歴史上画期的な協定となっています。