公衆衛生
「公衆衛生」隊員とは?
保健局やヘルスセンター、保健所、医療機関等に配属になり、現地の実情やニーズを把握しながら、地域社会と連携して保健・衛生の向上のための諸活動を行います。感染症予防や手洗い推進、水の衛生環境改善など幅広い分野での地域啓発活動や、学校生徒を対象とした保健・栄養改善などを行う職種です。地域巡回型の活動の他、健康増進のためのパンフレットなど広報媒体の作成や、地域の保健・衛生に関するデータの統計分析といった活動内容もあります。
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農村で公衆衛生の指導をする隊員(カンボジア)
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飲食店の衛生状態を見回る隊員と職場のスタッフ(ブルキナファソ)
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疾病予防の指導をする隊員(カンボジア)
「公衆衛生」隊員には何が必要?
公衆衛生学の基礎を十分理解して、疾病の予防、身体的および精神的機能の維持および増進などを学習しておくことが必要です。保健衛生領域における資格・免許は必須としませんが、保健行政にかかわる職種の実務経験があると対応しやすい要請が多く、活動においても有用です。その他、大学や専門学校で「公衆衛生」の教育に関わる分野の知識を持っていることも望ましい条件と言えます。
「公衆衛生」隊員のシゴト Q&A
- どういった経験を持つ人の応募が多いですか?
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保健・医療(看護師・保健師・助産師・臨床検査技師)のバックグラウンドを持つ方や、保健・医療に関わるNGO(非政府組織)での実務的なインターン経験を持つ方など様々です。基礎的なPCスキルがあることも活動の幅を広げられます。公衆衛生分野について大学等で知識を修得された方もいます。
- どのような人々が活動対象になりますか?
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基本的に地域住民が対象となります。しかし、活動内容により医療機関や保健センターへの受診者、教育機関の児童・生徒・学生が対象となることもあります。
- その他の職種にも関心のある要請があります。どのように職種を選んだらよいでしょうか。
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関連職種としては、「感染症・エイズ対策」「薬剤師」「看護師」「食品衛生」「学校保健」「水質検査」「コミュニティ開発」等があります。「公衆衛生」隊員は、より広範な活動範囲で健康増進や疾病予防のための衛生指導を行います。
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