グローカルプログラムは海外派遣前に必要な経験がいっぱい

2022年度3次隊 エジプト派遣予定 川野 矢恵(職種:小学校教育)
実習場所:岩手県陸前高田市
9月に実施されたきらりんフェスでの一コマ 9月に実施された
きらりんフェスでの一コマ

今回のグローカルプログラムに参加することで、「新しい環境に適応する経験」「新しい挑戦をする経験」「日本の文化を学ぶ経験」をすることができました。

1つ目の「新しい環境に適応する経験」についてです。地域の方々と交流することはとても楽しく、素敵な思い出もたくさんできました。しかし、その中で私は小さな違和感を感じる瞬間がありました。それは、地域の方と関わる中で「今までの経験上この方法の方がいいのに」「どうしてそのような考え方、行動をするのだろう」という思いがでてきたことです。自分の思いを伝えようとしてもうまく言葉にできなかったり、自分の行動がマイナスに思われたりしているように感じることがありました。それにより、ストレスが態度に出てしまったり、相手に分かってもらえないなと感じ不安になる瞬間がありました。しかし、それは「自分も相手の背景や考えを受け入れきれていなかったこと」「自身の心の余裕がなかったこと」など、自分に原因があったなと知ることができました。活動する際には、相手の考えや思いに耳を傾けなから、心に余裕を持って行動していかなければならないことを身を持って学びました。

2つ目の「新しい挑戦ができる経験」についてです。「日本の学校ではない環境で子ども向けイベントを実施すること」ができ、自分にとって大きな挑戦でした。イベントで昔遊びの体験ブースを出店しましたが、開催地や設備などは今までとは違っており、どんな危険があるかどんな事前準備が必要かがイメージしにくく悩むこともありました。また、初めての子ども向けのイベントだったため、自分がやりたいことやイメージが受入先の方に伝わっていないと感じることもありました。その中で、自分でやってみたいことを計画し、受入先と話し合いながら実施できたことは自分にとってよい経験となり、大きな自信となりました。

受入先のまちづくり協働センターのチーム 受入先のまちづくり協働センターのチーム

3つ目の「日本の文化を学ぶ経験」についてです。地域の方にインタビューする機会やお祭りに参加する機会が多くありました。その中で、自分が知らなかった日本の文化を詳しく知ることができました。例えば、お手玉の歌があったり、凧作りのコツ、篠笛の吹き方を知ることができました。他にも、鮎つりや祭りの準備を体験することができ、普段の生活では知り得なかった日本の文化を知ることができました。今回学んだことは、外国に行った時の交流の一つとして活かしていきたいと思います。

今回、グローカルプログラムでは、海外派遣において必要な考え方や体験ができる経験をたくさんすることができました。自分が住んでいる地域とは違った文化を知れると同時に、海外派遣前に自分の長所や短所を知れ、新たな学びができるのではないかと思います。ぜひ参加してみてはいかがでしょう。