私は芦北町の御立岬公園というキャンプ場をメインとしたレジャー施設で活動しました。
私がグローカルプログラムに参加した理由は、「協力隊として任地にいく前に国内でそれに近い経験がしたい」と思ったからです。また6年間の社会人経験の後色んな方のおかげで夢だった協力隊に合格することができたので「次は自分が誰かの役に立つ番だ!」という想いで地元である熊本でグローカルプログラムに参加しました。
御立岬公園での活動内容はキャンプ場の清掃、遊具のお客様対応、ツツジの木の剪定作業といった公園業務を中心に、昨年度より試験栽培を開始したオリーブの木の手入れもさせて頂きました。
私たちの滞在中は御立岬公園が最も忙しいと言われているゴールデンウィークも重なり職員の方々と忙しいながらも楽しく作業させて頂くことができました。
そんな中でも私は特に御立岬公園のインスタグラムの運営に携わらせて頂きました。写真が趣味ということもあって天気がいい日はカメラを持って海水浴場に行ったり公園内を歩いて写真を撮ったりして記事を作成して投稿していました。
活動の中で御立岬公園にはシンボルとなるようなロゴがないことに気づき作成してみてはどうかと提案したところ、公園内に2箇所あるキャンプ場のステッカーを作りたいと思っているが忙しくてなかなか進んでいないとの話を聞きました。それではということで私がデザインを担当させて頂くことになり担当者の方と何度も修正しながら2種類のステッカーが完成しました。
滞在中はもちろん楽しいことばかりではなく、はじめはこのままでプログラムの目的は達成されるのかと不安になることもありました。しかし公園の職員の方々には一緒に作業する中で本当に仲良くして頂いて私たちを受け入れてくださり感謝しています。果物や手作りのお菓子を頂いたり、食事に連れて行ってくださったり、早朝から一緒に釣りをしたりと全てがとてもいい思い出です。
グローカルプログラムでは、どんなことでも自分が一生懸命にやれば必ず誰かが見ていて新しい土地でも良い人間関係が築けることを体感しました。0から人間関係を築きそこから自分にできることを探していかなければならないため言語は違いますが直接任国で活かせる経験をすることができると思います。
芦北町では色んな人に出会って助けてもらい、ここには書ききれない多くの経験をさせて頂き本当に充実した68日間を過ごすことができました。皆さんに「来てくれてありがとう」「海外でも頑張って」とたくさんの感謝と激励の言葉を頂いたので海外での経験を芦北町に何らかの形で還元していきたいと思っています。