グローカル 繋がる出会い 秋の伊予

2023年度4次隊 タイ派遣予定 中山 慎さん
実習場所:愛媛県伊予市 一般社団法人いよのミライカイギ

グローカルプログラムの動機

グローカルプログラムに参加する動機として、私は就職をしてからは社会活動の中でボランティア経験がほとんどなかったです。JICA海外協力隊候補生として派遣されるにあたってグローカルプログラムに参加し、地域の課題解決に向けた取り組みを国内で積める良さを活かして派遣前に少しでも自分のスキルを高め、経験と実績を積み弱点を克服して派遣されるに相応しい人材を目指したいと思いました。

実際に取り組んだこと

下灘駅 下灘駅

私は伊予市双海町にある下灘駅の活性化に取り組むことを決めました。JR四国は利用者数が減少傾向になる中でここ下灘駅は1日平均100人前後の観光客が訪れ、ホームから瀬戸内の海を見渡せる「日本一海が近い駅」として絶景が目の前に広がる人気の観光スポットとなっています。具体的な活動としては、駅利用者・地域住民へのヒアリング調査を行い、駅で起こる課題や問題点などを調査することで困りごとの改善に取り組めました。またDIYが得意だったこともあって駅利用者が休憩スペースとして利用できるようなイス・テーブルなどの設置を受け入れ先へ提案し、下灘駅の景観を崩すことなく利用者が過ごしやすい空間作りに取り組みを目指しました。下灘駅を起点に伊予市のPRや移住促進に向けた広報活動など暮らしに関する情報発信の場としても有効的に利用していくことの提案を行いました。
俳句:冬のくれ 夕焼け顔が 下灘に

伊予市での活動を通して

早生みかん 早生みかん

今回グローカルプログラムに参加して、「よそ者」として地域住民とどう関わっていくかを常に考え行動していました。75日間という短い期間で課題を探し課題解決に向けて取り組みをしていく中で、無意識に人との関わりが増えたり、小さな街の変化に気づいたりなど広い視野を持って伊予市に関わっている自分がいることに気づきました。自ら知ろうとする姿勢を持っていれば細かな変化や地域の困り事、求められていることに対して瞬時に対応できるようになっていました。また、伊予市では「地域おこし協力隊」の方々と活動を共にすることが多く、常にお手本となる姿を間近で勉強することができ、協力隊としてのあるべき姿を見せてもらい、それに向けて成長させてもらえた経験だと思います。ローカルもグローバルもやることは一緒で任国でも飛び込む勇気を持ってたくさんの方と出会い人との繋がりを大切に活動していきたいと考えています。

JICA海外協力隊として

私は野球隊員でもあるため子供たちと接する機会が増えます。子供たちの野球に対する想いや一人一人のバックグランドを尊重した上で指導のあり方や関わり方を変え、個々に合ったスタイルで能力を伸ばすことに努めていきたいと考えています。また、今回は地域の方が人をたくさん繋いでくれたおかげでたくさんの出会いと発見がありました。野球だけでなく、地域の行事やイベント、ボランティア活動等に積極的に参加することで、野球のことを広く知ってもらえるきっかけにもなりますし、普及・発展という意味で人との出会い関わりを大切に活動することを心掛けていきたいです。