人との出会いが最高の財産~感動的な出会いをありがとう~

2024年度1次隊 ラオス国派遣予定 川口 泰広さん
実習場所:岩手県釜石市 パソナ東北創生、かまいしDMC

自分の欠点は引っ込み思案で話下手なのですが、その欠点を任国の赴任までに少しでも解消すべく、あるいは解消できるヒントを頂けないかの想いで本グローカルプログラムに参加しました。新しい出会いもワクワクしながらも一方でうまく交流できるか心配でした。釜石市を選んだのは、①震災関連のイベントに参加したい、②防災のあるべき姿を学びたい、③船に乗って漁師さんの手伝いをしたい、の3点が主な理由です。受入れ先からは観光客向けの学習プログラムのアップデートの要請を頂きました。

欠点は重々承知しながらも地元の人に貢献できるように積極的に飛び込んでいき、自分のできることを一生懸命にやりました。それができたのも「損得関係なく純粋に人のために汗を流す」ことを念頭において活動したからかもしれません。不器用な自分でも、本気度を示して、来る日も来る日も懸命に作業をこなしていると、徐々に信頼関係が築けていることに気づきました。

受け入れ先かまいしDMCの皆様と 受け入れ先かまいしDMCの皆様と

信頼関係が築けていると、思いのほかテーマが進むことがあります。具体的には、受入れ先のかまいしDMCさんのご協力もあり、最初は遅々として進まなかった学習プログラムのアップデートも自分流のマイクロプラスチックの調査方法を取り入れることが出来ました。これは任国のラオス「水質検査」でも提案・活用できるかもしれない貴重な項目でした。また、漁師さんからも手厚くおもてなしを頂き、食事の心配すらしなくても良くなりました。

お世話になった方々からの盛大な送別会 お世話になった方々からの盛大な送別会

もちろん震災関連のイベントにも参加でき、防災のあるべき姿も例えば生徒自身が主人公となり、まだ起こっていない災害を物語る「防災小説」を生徒が作成しています。こういった活動がいざという時の避難行動に活きると思いますし、自主性とはこういう活動から育まれると気づきました。
「かまいしDMCと共同で行った活動」、「震災関連のイベント参加」、「漁師さんの手伝い」の三本柱が活動の主でしたが、この柱からたくさんの人を紹介して頂き、釜石市で一緒に受けた実習生やJICA調整員の方を始め、今後も交流できそうな方との貴重な出会いがありました。これがかけがいのない私の財産です。そして冒頭述べた欠点も一生懸命、その人のために頑張っていると不思議とその欠点を感じなくなりました。このことが一番の成果かもしれません。そして、かまいしDMCの方や漁師さん家族やご関係者から盛大な送別会を行っていただき、見送られながら釜石を後にしました。

関係各位のご協力もあり、お陰様でやりたいことがすべて出来て、そして今後私の人生を豊かにするであろう人と出会うことができ、最高のグローカルプログラムになりました!
人との出会いで人生をさらに良い方向に変えていきたい方、グローカルプログラムは最高の機会でお薦めのプログラムです!