近づくと、もっと好きになる。

2024年度1次隊 ブラジル派遣予定 見正 麻友さん
実習場所:三重県鈴鹿市 鈴鹿国際交流協会

「海外経験も実務経験も少ない!日本で何かやっとかなきゃ怖い」、「行ったことのない地域に行きたい」そんな気持ちで、このグローカルプログラムに参加しました。
また、派遣予定国がブラジルだったこともあり、「じゃあまずは日本にいるブラジルの人、外国籍の人と関わりたい」と多文化共生がテーマの鈴鹿市を選択しました。
結果、他のどこの地域でも味わえない経験を鈴鹿で積み上げることができ、自分自身が非常に成長できた75日間となりました。

プログラム立ち上げ

今回、中部・東海地方ではじめて鈴鹿市でグローカルプログラムが立ち上がり、私は鈴鹿国際交流協会(以下SIFA)にお世話になりました。はじめはどう進めば良いのか分からず、1ヶ月SIFAに繋がりのある方々とお話をするインプットの日々を過ごしました。この期間で「自分は何ができるのか」、「ここに来て何を得たいのか」、「どう貢献できるのか」を考えながら自分の学びを増やしていきました。
海外協力隊の活動でも、はじめのインプットとコミュニケーションの期間はとても大切だと思っていて、互いの人となりを理解し合ってから実際の活動に繋げていくと相手のニーズややるべき事に気づけると思います!

活動

漢字って難しいよね(宿題支援教室) 漢字って難しいよね(宿題支援教室)

鈴鹿市での活動のいいところは大きくわけて2つあります。

・各国のコミュニティが開かれているので、よそ者の参入が容易である
他の地域と比べて国別で住民同士がガチっと固まっていないので、プログラム生含めて新たな住民やボランティアも気軽に団体に所属できます。活動がしやすいことも含め、私たちが渡航後新しいコミュニティに参入する際にどう入れば良いのか複数回実践出来るので有難い環境だと思います。

かわいい兄とかっこいい弟(宿題支援教室) かわいい兄とかっこいい弟
(宿題支援教室)

・実習生に寄り添って下さる受け入れ先
私の活動を大きく分けると①日常的に多国籍コミュニティへの参加、学習支援、②要請内容に対しての調査活動、③ブラジル人学校と交流、④環境への取り組みの学習、⑤JICA事業紹介を行いました。
鈴鹿市の当初のテーマは「多文化共生」ですが、私がブラジル派遣の環境教育隊員だということから教育にもブラジルにも環境政策にも、多方面に学ぶ機会を頂きました。
それにより活動の幅が広がり協力隊に応用できる知識、経験が増えて活動内容を具体的に想像できるようになったし、今後に繋がる縁作りが出来ました。

最後に

SIFAのみなさんと SIFAのみなさんと

グローカルプログラムは、実習生それぞれがオンリーワンの活動が出来ます。行ったことのないところで好きなトピックに熱中できるし、その活動は協力隊派遣、その2年後の帰国後の日本でも生きてくると確信しています。特に鈴鹿は「多文化共生」がテーマで、海外渡航を控える皆さんには多国籍で素敵な繋がりをたくさん持てて、改めて日本の良いところにも気づけるベストマッチな地域だと思います。

長々と書きましたが、単純にとっても楽しいですよ!
グローカルプログラム、オススメです♡