こんにちは。私の投稿をご覧いただきありがとうございます。ここに行き着いた方はグローカルプログラムへの興味・関心、そして不安を感じていることと思います。
私も同様に興味関心、そして漠然とした不安を感じていました。沢山の方の投稿を参考にし、皆が口を揃えて「楽しかった」という投稿をしていたことに後押しされ、参加するに至りました。
今、グローカルプログラムを終えて一週間が経ち、75日間の生活が夢のようだったと錯覚しながら、もとの生活に戻っていく過程をゆっくり順応しています。この期間で得られた経験は自分の実生活や今後の訓練・派遣における期間でも活きる学びを得られました。皆さんの派遣前の貴重な人生の余白時間が更に充実したものとなりますように私の経験をお伝えできたらと思います。
私がグローカルプログラムに参加した理由は、海外派遣される前に地元以外の日本で生活してみたいという興味関心からです。その中で、自分の小児看護経験が生きる地域を探そうと、「世界で一番こどもが育つ町」という考えに惹かれて、直感で面白そうだと感じた秋田県五城目町を選びました。
町での活動を始めたときの私は、「なにか町の為になる事を」とばかり考えていました。今までの職種経験から任務・責務感が強く、職種や経験の枠・自分が必要とされる事へ固執していました。受け入れ先からは、「町のためという言葉が好きじゃない、自分の好きなことをやっていいよ」と助言をいただき、腑に落ちず模索した一ヶ月を過ごしたことを覚えています。
町の方とたくさん話しをして様々な意見に揺さぶられながら学びを得ることが多く、この模索しながらコーディネーターさんとも相談し自分の信念と篩(ふる)いにかけながら考えた期間が今思えば一番大切であったと考えています。
この人生の余白の時間に、本気で考え自らと対峙した毎日があったからこそ、「私」が今までの枠にとらわれない、自分の幅を広げる機会を得る事ができました。
町の方と「好きでやってみたいこと」で行った多くの活動の一つに、五城目町の朝市通りというメインストリートにあります、「いちカフェ」さんで五城目町実習生の任国料理を提供していただきながら、私の派遣国の話をするコラボイベントを行いました。
今まで関わってきた沢山の町民の方がお店へ来店してくださり、更にお店の中で人との繋がりが増えていく。「いちカフェ」の方と、「好き!やってみたい!」と始めたことで周りの人達が笑顔になっていく過程を知り、それが素直に嬉しいと思える自分がいました。私の人生初めての経験で、大切な学びを得られた時間でした。
ここに至るまでに、五城目町の全ての方、受け入れ先の方々、そして共に伴奏して頂いたコーディネーターさんや、五城目町実習生のみんなから沢山の学びをいただきました。そのどれか一つを欠いても今の私の学びを得られなかったと思っています。その全てが財産です。
ぜひ皆さんもこの、グローカルプログラムで新しい自分に出会ってみませんか?