私は2025年の3月に大学を卒業し、同年6月からグローカルプログラムに参加しました。協力隊候補生として合格した後、グローカルプログラムの案内が届きました。私は2次隊として合格したので、卒業してから訓練までの5か月以上、フリーの期間となってしまいます。バイト以外の社会経験が無い私は、訓練だけでは海外で活動するのに知識と経験が不十分だと考えました。そこで、グローカルプログラムを通じてもう一段階レベルアップしようと考えました。すぐに説明会に参加し、応募の際は私もこの“参加者の声”を参考にしたのですが、ほとんどの方が「地域の課題解決に取り組む経験ができてとてもよかった」や「大変だけど楽しい毎日だった」という感想をおっしゃっていました。
私はカンボジアに柔道隊員として派遣予定で、体育大学出身ということもあり、関心領域は柔道とスポーツと高齢者運動でした。同期のグローカル隊員とは系統が違い、地域活性化につながる活動ができるのか最後まで不安でした。しかし、自分で選んだからにはやるしかありません。最初の3週間ほどは、とにかく町中を走り回りました。芽室町には高齢者が活動するサークルがたくさんあります。私はそこに目を向け、地域の方との関係を築こうと考えました。私の名前と顔を覚えてもらうこと、イベント参加への声掛け、地域の課題を聞き出すことを目的に、たくさんの方とお会いしました。町の柔道クラブへの参加も、同時進行で行っていました。1日で4つのスポーツをはしごしたこともあります。笑
芽室町に来て初めて4人の同期隊員と開催したイベントには、サークルの方や柔道関係者がたくさん参加してくださり、必死に走り回った苦労が報われた気がしました。その後も、いくつかのサークルには継続的に参加し、柔道の活動範囲は中学、高校へと拡大していきました。派手なイベントを開催したい、たくさんの人とつながりたい、目に見える成果が欲しいなどの目標を達成するためには、地味な積み重ねが必要になります。地域の方にとって私たちは“外の世界から来た何者か”でしかありません。1回会っただけで地域の課題を聞き出したり、お願いごとをするのは地域の方にとってストレスかもしれません。「根のないところに花は咲かない」と言うように、土台がしっかりしていないと上に行くにつれて不安定になってしまいます。グローカルプログラムではそういった土台作りや計画するまでの過程を学ぶ力がとても鍛えられました。
同期隊員たちと初めて対面したときは会話もぎこちなく、様子を見ながらの生活でしたが、いつの間にか感情を言い合える関係になっていました。こうした仲間たちや地域の方たちのサポートがあったからこそ、グローカルプログラムを最後までやり遂げることができたと思います。人は一人では生きていけないと強く感じる期間でもありました。
みなさんもこの幸せを感じてみませんか?
マルシェでイベント開催
地元の子供達に柔道の指導