私はJICA海外協力隊の応募するときからグローカルプログラムに参加しようと決めていました。1次隊になるとグローカルプログラムに参加できないと聞いていたため、海外協力隊の派遣国の希望の時点で1次隊にならない国、職種を選びました。それほど、私はグローカルプログラムに興味を持っていました。
私は2025年の3月に卒業したばかりで、社会人経験がありません。海外への派遣はワクワクしますが、社会経験を持たずにいきなり行くことに少し不安を抱いていました。その不安を少しでも軽くしたいと思い、一度言語や文化の違いに大きな差のない国内で社会経験を積んでみようとグローカルプログラムの参加を決めました。
食料自給率1200%の十勝でかつ、上士幌町の方々は料理が上手なため、誰もが料理に挑戦できるきっかけをつくることを目的に「かみしほろ な 料理本」を作るプロジェクトを行いました。町の農家さんや食品事業者、料理が得意な方たち、20名とお話をして、実際に調理の様子を見せていただきました。聞き取りでは、作り方だけでなく料理への思いや思い出も伺い、上士幌町産の食材を使ったオリジナルレシピも考案しました。
完成した冊子は町内施設や道の駅に設置し、町民からは「この料理を作ってみたい」という声以外にも、料理のレシピ提供者に注目が集まり、予想以上に好評を得ることができました。
陳列されている料理本
料理本を町民が見ている様子
本プログラムではコミュニケーションが重要であると感じました。「そんなの当たり前でしょ」と思う人もいるかもしれませんが、いざ実践するとなるとすごく難しいのです。私が直面した壁の原因もコミュニケーション不足でした。
私のプロジェクトに関する説明不足が原因で、町民から料理をなかなか教えていただけない時期がありました。二か月半という限られた期間で、納得のいくプロジェクトにしなければならないという焦りがあり、プロジェクトの本来の目的を忘れてしまっていたのです。
しかし、ほぼ毎日お世話をしてくださるコーディネーターのサポートにより、PDCAサイクルの考え方を学び、原因がコミュニケーション不足であることがわかり、解決に導く行動ができるようになりました。
グローカルプログラムでは、JICA海外協力隊の2年間の活動をギュッと2ヶ月半にまとめたようなものです。言語が通じるもののかなりハードスケジュール。体力勝負な部分もあるかもしれませんが、派遣前の訓練としては最高な環境でした。
そして何より楽しいです!これから派遣国に行く仲間たちと切磋琢磨できるのはとても心強いです。
グローカルプログラムに参加する前に抱いていた不安は確実に小さくなったと断言できます。
ちょっとは興味が湧きましたか...?