短く濃い2ヶ月半in海士町

2026年度1次隊 エジプト国派遣予定 白須裕太さん
実習場所:島根県隠岐郡海士町郷づくり特命担当

私は島前(どうぜん)3島のひとつである海士町に2026年1~3月の間活動しました。協力隊として任国に赴任する前に、まずは日本で活動することで、現地での活動や生活を疑似体験して、自信を持って赴きたいと思いでグローカルプログラムに参加しました。

戸鳴邸の空き家清掃 戸鳴邸の空き家清掃

実習のメインとなったのは、地域に点在する空き家の清掃活動でした。長年使われず物で溢れかえっていた場所を、文字通り一日中泥まみれになりながら清掃したり、床の補修工事を木材や工具を用いてDIYで仕上げをしたりしました。

また清掃活動とは別に、今後改修が予定される施設について、改修の周知と改修後どのように使っていきたいか、住民の方へのヒアリングも行いました。意見を伺うために、スマホ教室や食事会を企画して、自作したチラシを地区の全戸に歩いて配り回り、開催することができました。

食事会で振る舞った自家製サザエご飯 食事会で振る舞った自家製サザエご飯

こうした活動から得た最大の学びは、「たくさんの人と関わる」ことの重要性です。海士町に来てから毎日のように違う人と知り合って、たくさんの人と話してきました。

話すことで知ってもらい、知ってもらうことで気にかけてくれるようになり、困った時に助けてもらえる。そんな経験を何度もしてきました。当たり前過ぎて見落としがちではあるけれども、とても大事なことに気づかされました。

自分の活動を広く知ってもらうためには、自分の言葉で伝える必要があります。2年間の任国でのPDCAを2ヶ月半に凝縮しているプログラムの中で、私が特に苦手意識があったのが報告会でした。

2回あるうちの初回にあたる中間報告会で上手くいかず落ち込んでいた時期もありましたが、最終報告会で粗や反省点はありつつも持ち直せたという経験は、グローカルプログラムに参加しなければ得られないものでした。

参加を悩まれてる方には、勇気を持って前に進んで欲しいと思います。成功はもちろんのこと、失敗も結果的にはプラスになるからです。確かに自転車での移動で肉体的に、活動の方向性で精神的に負荷がかかることもありましたが、それらがちっぽけに思えるほど充実した濃い日々を過ごすことができました。海士町で学んだことと、教わったことを忘れずに、次のステップに進んでいきたいと思います。

短いとはいえ2ヶ月半、私自身いま振り返ればあっという間に感じていますが、皆さんにとっては長く感じるかもしれません。ですが、どうかぜひ素敵な時間にして欲しいです!