地域に溶け込んで活動

2022年度2次隊 ヨルダン派遣予定 藤田 彩加(職種:障害児・者支援)
実習場所:熊本県
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私は、2022年1月〜8月まで、所属は熊本県県南広域本部球磨地域振興局、活動先は一般財団法人たらぎまちづくり推進機構(以下、たらぎ財団)で研修をさせて頂きました。また、2018年度1次隊ではJICA海外協力隊としてヨルダン(障害児・者支援)へ行き、2020年3月にコロナ感染拡大の為帰国し、日本で任期満了となっています。

参加の動機は、研修を受けられる”チャンス”があったので挑戦したいと思ったからです。当初は、経験の無いまちづくりやふるさと納税業務という要望で、今後の活動に向けてどのような学びがあるのか、不安な部分もありました。最終日には、当初の不安な気持ちは消え去り、幸福感と感謝、任国へ向けてのわくわく感と、帰国後に再来するという強い気持ちを抱いていました。そのような経験をすることができました。

委嘱状 委嘱状

主な活動内容は、イベントのお手伝い運営、たらぎ財団とふるさと納税の情報発信、ふるさと納税の新規返礼品の開発です。まず、行ったことは、町内を歩き、多良木町を知ること、それと同時に私を知ってもらうことをしました。関係性の構築を丁寧に行うことにより、どんどん活動の幅が広がっていくことを実感しました。

たらぎ財団で活動しているなかで、協力隊の研修で来ていることを忘れ、多良木町に住む財団の職員だと思い込むほど、地域のなかに入ることができました。

また、農家民宿ゆうがの杜に宿泊できたことも、強みになっていました。疑問はその日に聞き、球磨弁を常に聞くことができ、お父さんお母さんと楽しい食事の時間を過ごすことができました。そして、民宿なので、県内外から宿泊者が訪れ、その都度交流ができ、地域の集まりにも同席させて頂きました。

今回の研修では、コミュニケーション能力や、計画表をもとにPDCAで考え行動すること、わくわくした前向きな気持ち、仲間がいることの素晴らしさ、まずはやってみることと物事を進めるスピード感など、多くのことを学びました。そして、たらぎ財団からは、国際交流・協力大使の委嘱状を頂きました。任国から多良木町とつながりを持ち続けることも検討しています。

JICA海外協力隊での経験についての講演会 JICA海外協力隊での経験についての講演会

また、研修終了後、青森県に戻ってからは、雨の自然災害で被害があり、研修でつながりができた方々から心配の連絡を頂くことや、寄付ができるサイトの情報拡散などをして頂きました。本当に嬉しく思います。このつながりは、大切にしたいと強く思います。

たらぎ財団、多良木町、球磨地域、熊本県、今回の研修で出会えた人、応援してくれたすべての人に感謝の気持ちでいっぱいです。任期終了後に、「多良木町に行きます!」と大きな声で言える経験ができた研修でした。ありがとうございました。