協力隊の目的

JICAは次の3つの目的の下、隊員を派遣しています。

  • ①開発途上国の経済・社会の発展、復興への寄与
  • ②異文化社会における相互理解の深化と共生
  • ③ボランティア経験の社会還元

応募条件は要請ごとに設定

途上国の組織から寄せられる「こんな技術・知識を持つ隊員を派遣してほしい」という概要をまとめた“要請”が提示されます。要請には、取り組む活動への適性を考慮し、年齢の範囲や実務経験の年数など応募条件が定められているものもあります。

現在の派遣国は74カ国(2026年6月末現在)

隊員が派遣されている国は現在74カ国に上り、大まかに地域を分けると、アフリカ、アジア、大洋州、欧州、中東、北米・中南米の6エリアになります。2026年6月末現在、各派遣国で約1,800人の隊員が活動しています。

派遣期間は原則2年間

現在、ほとんどの要請が長期派遣になっています。長期派遣の場合、原則として2年間任地に居住し、課題に取り組みます。一方で、今後の募集時期については未定ですが、短期派遣という形態もあり、活動期間は1カ月~1年未満です。

長期派遣には区分がある

青年海外協力隊(20~45歳)、海外協力隊(46~69歳)、専門性の高い職種のシニア海外協力隊(20~69歳)に分かれています。さらに中南米の日系社会で活動する日系社会青年海外協力隊、日系社会海外協力隊、日系社会シニア海外協力隊があり、全部で6つの種類(呼称)となっています。

職種は9分野177種

協力隊員は取り組む仕事の種類、“職種”を持ちます。計画・行政、公共・公益事業、農林水産、鉱工業、エネルギー、商業・観光、人的資源、保健・医療、社会福祉の9分野があり、合わせて177の職種があります。
「協力隊の職種とは?」も参照してください。

Text=阿部純一(本誌) 写真提供=髙橋恭太朗さん(ナミビア/数学教育/2024年度1次隊)