
40代になり海外での活動を希望。
上司の言葉が応募の後押しに。
私は40年間、全国農業協同組合連合会(全農)で畜産の技術者として働いていました。インドネシアやオーストラリア、アメリカなどに3ヵ月程度技術指導に行った経験もあり、40代になるころには、退職後は海外で活動してみたいという思いを抱いていました。
退職が近づき、上司にその話をすると、「興味があるのなら、ぜひとも行ったほうがいい」と背中を押され、シニア海外協力隊への応募を具体的に検討し始めました。
当初は私が専門とする畜産関係の募集はなかなかありませんでしたが、定年退職時(63歳)に、運よくネパールの農業共同組合に関わる募集があり、無事に合格しました。派遣前訓練では、若い世代や、さまざまな専門性、経歴を持つ方々と衣食住を共にしたことが、とても刺激的で楽しかったです。普段のように晩酌をしない規則正しい生活も健康的で良かったですね。