長期研修員(ガーナ)インタビュー

「感染症対策グローバルリーダー育成プログラム」で来日し、北海道大学遺伝子病制御研究所に4年半在籍予定のEmmanuel KODUAさんにインタビューを行い、ガーナでの生活や日本での抱負について教えていただきました。

2021年12月21日

出身国での生活について教えてください。

私はガーナというアフリカ西部の美しい国から来ました。ガーナは3000万人以上の人口を持つ民主的な国です。豊富な鉱物資源を有していることから、アフリカの心臓と呼ばれることもあります。天候や地元の料理など、今後4年半ガーナから離れて生活する間は懐かしむことになると思います。

日本の印象について教えてください。

来日後、イルミネーション前での1枚

2週間の隔離を終えてすぐのため、まだあまり日本の街並みを見れていなくて残念です。札幌に来たときは東京より寒いなと感じましたが、落ち着いた街の雰囲気が良いと思います。リラックスして勉強ができるのではないかと期待しています。

ご自身の専門について教えてください。

来日前の研究活動の様子

私はガーナにある野口記念医学研究所共同研究センターにて、獣医学の研究アシスタントとして研究の補助的な役割を果たしていました。北海道大学ではガーナと同様の研究を続けるための整った環境があり、さらに研究所のチームも素晴らしいと感じます。私はここで研究を続け、既存の感染症、これから起こりうる感染症、そして再度発生しうる感染症を診断するためのツールや治療法の改善に取り組みます。

4年半後に帰国するまでの目標は何ですか。

白衣を着ての一枚

私の目標は、動物由来感染症の科学的研究を通じて母国ガーナの発展に貢献することです。そのため、日本での研究を終えてガーナに帰る際には、病気の診断と治療を通して、感染症の解決に必要となる科学的スキルを身に付けていたいと思います。そして、私の卒業後に育っていく後の世代にもこれらの知識がベースとして機能してほしいと思います。

日本のみなさんにメッセージをお願いします。

私はオープンマインドで好奇心旺盛な性格です。また、チームワークやコラボレーションも大切にしています。日本にいる間はいろんな人と会話をし、異なる文化的思考についても意見交換をしたいと思います。また、鮮やかな舌感覚を持っているので、文化的要素を感じられる食材にも出会いたいです。こうした交流や料理を通して日本の文化について学ぶことができれば嬉しいです。よろしくお願いします。