健康診断について【20~39歳の方】

2017年度秋募集(一次選考合格者用)

健康診断の検査項目と一般的基準値一覧(PDF/250KB)

健康に関する留意事項

JICAでは、日本とは大きく生活環境(気候・ライフライン・文化背景等)が異なる開発途上国に、相当期間生活の場が移るという特殊性を考慮し、ボランティアの選考に際し、健康審査を慎重に行った上で、派遣の可否ならびに派遣国を判断します。
持病のある方、治療中の傷病(歯科治療を含む)がある方、定期的に検査等を必要とされる方は、主治医とご相談いただき、完治した状態で受験するようお願いいたします(本項目下段の疾患例を参照ください)。 応募時に提出する問診票の記入にあたっては、アレルギー、怪我等、完治した傷病も含めて正確に申告してください。既往症をお持ちであるにも関わらず、申告がされなかった場合、または問診票の申告内容に虚偽があった場合、派遣期間の短縮または派遣自体を中止する場合があります。この場合、手当や旅費等の返還をしていただくことがあるほか、療養費給付が受けられないことがあります。
合格後に新たな疾患や既往症の再発が発覚した場合は、再度健康審査を行い、派遣の可否をあらためて判断します。派遣前訓練中もしくは現地への派遣後であっても、健康審査の結果、やむなく派遣延期または派遣取り消し(派遣後の場合は任期短縮)となる場合があります。
派遣中は海外旅行保険に加入しますが、既往症の治療には、給付の制限があります。また、既往症など保険金支払い対象とならない病気の場合には、緊急移送サービスが受けられません。緊急移送後に保険金支払い対象とならない病気であることが判明した場合には、経費が自己負担となることがあります。

■派遣不可となる疾患例

下記の疾患をお持ちの方は、ボランティアとしての派遣は困難です。あらかじめご了承ください。

病名等 派遣不可理由
脳卒中 生活習慣の変化やストレスにより再発する可能性があるため。
心筋梗塞・狭心症 心臓病が疑われる方は早期の治療が必要です。生活習慣の変化やストレスにより再発・悪化し、急死する可能性があるため。
不整脈(心房細動) ペースメーカー等使用中の方は心原性脳塞栓の発生が懸念されるため。
悪性腫瘍(癌) 現在治療中あるいは手術後の経過観察中の場合は異常の早期発見や適切な対処が困難であるため。
精神科、心療内科疾患 治療中の場合、途上国で再発する危険性が高いため。
糖尿病 インシュリン注射により治療中の方や(既に症状が治まっている方も、インシュリン注射を使用している場合は同様)既に合併症を併発している方は、開発途上国での管理は非常に困難なため。
肝機能障害、腎機能障害 著しい肝機能障害、腎機能障害がある場合、開発途上国での管理は非常に困難なため。
胃・十二指腸潰瘍 活動性の胃・十二指腸潰瘍を認める場合、開発途上国での管理は非常に困難なため。

■派遣不可となる可能性のある疾患例

下記の傷病をお持ちの方は、途上国での活動中に再発や症状の悪化がみられる場合があるため、健康審査の結果、派遣不可となる場合があります。あらかじめ主治医とよくご相談の上ご応募ください。

病名等 派遣不可理由
うつ・自律神経失調症・摂食障害など 現在は治療中ではなくても、既往歴のある方は環境の変化やストレスによって再発する可能性があります。文化や母国語が違う国での治療は非常に困難です。
高血圧症 未治療やコントロール不良な高血圧症は合併症を併発する危険があります。
気管支喘息 現在治療中の方や最近発作を起こした方は、環境の変化やストレス等により発作を起こしやすくなります。
結核性疾患 現在治療中あるいは治療直後の方は、経過観察が必要です。
現在症状のある方や手術直後の方は、食生活の変化により容易に悪化する可能性があります。
貧血 派遣先にはマラリアをはじめ、貧血を悪化させる感染症が流行している地域があります。貧血傾向の方がそうした感染症に罹患すると非常に危険です。 特に鉄欠乏性の貧血になりがちな女性では、日ごろから食事などで鉄分の摂取を心掛けることが重要です。
アトピー性皮膚炎 派遣先の気候や生活環境によっては皮膚の清潔が保ちにくくなり、症状を悪化させる可能性があります。日常的な保湿による再燃や悪化の予防と、状態に応じセルフケアができることが重要です。
整形外科疾患 派遣先の交通事情、生活環境等により症状が悪化する疾患があります。
婦人科疾患 月経不順をはじめ婦人科疾患で治療中、または治癒直後、手術直後の方は、一定期間の経過観察が必要です。また、月経不順や過多月経を治療せず放置した場合、症状が悪化することがあります。
アレルギー 日本にはないアレルギー要因物質と接触して、突然強いアレルギー症状が出ることもあります。アナフィラキシーの既往がある場合、日本と比べ医療事情が悪いため注意が必要です。
その他定期検査を要する疾患 1ヵ月毎、3ヵ月毎のように定期的な検査や診察が必要と判断される場合、病状により、派遣不可と判断される場合があります。

■任地が高地(標高2,000メートル以上)の案件に応募される皆様へ

日本では、日常生活に支障がない、あるいは治療の必要がない疾患でも、高地での環境(低気圧・低酸素・極度の乾燥)により持病が悪化する可能性があります。特に循環器疾患・呼吸器疾患・生活習慣病(高血圧症・脂質異常症・糖尿病・高尿酸血症・肥満症等)が既往症としてある方や年齢の高い方は、高地の環境に適応しづらくなります。
ご自身が応募される国の首都や任地が高地であるか確認の上、応募前に、ご自身の健康状態を把握し、主治医と十分相談して応募の可否についてご検討ください。

*標高2,000メートル以上の地域がある国

地域 国名
アジア地域 ブータン
アフリカ地域 エチオピア、ケニア
中南米地域 メキシコ、グアテマラ、コロンビア、エクアドル、ペルー、ボリビア
青年海外協力隊
/日系社会青年ボランティア
短期ボランティア