健康診断について【20~39歳の方】

○2017年度春募集

  1. 健康診断書様式(サンプル)[一次選考合格者用](PDF/393KB)

JICAボランティアの活動地域の多くは、日本と異なり自然環境や生活環境等が厳しく、また医療事情、衛生状態も悪い開発途上国です。今までに派遣されたボランティアの中には、赴任先で体調を崩し、療養一時帰国又は任期半ばで早期帰国を余儀なくされた例が散見されています。このような事態をできる限り回避するためにも、応募時の健康診断では、2年間(短期ボランティアは1年未満)のボランティア活動が支障なく行えるかを基準に、ボランティアとしての健康に関する適性を健康診断結果および派遣国の状況等も考慮した上で、総合的に判断しています 。また、Rh-などの希少な血液型については現地の医療事情を考慮し審査します。

したがって、過去に病気・怪我の既往がある方は、現在は完治している場合でも環境により悪化する病気もありますので、応募時には必ず申告してください。
また、持病のある方、治療中の傷病がある方、定期的に検査等を必要とされている方、虫歯等で歯科通院中の方は、主治医と相談し、完治した状態で受験されることをお勧めします。
応募時に提出する問診票は正確に申告してください。未申告または虚偽の申告があった場合は派遣中止又は派遣期間の短縮となります。この場合、手当や旅費等の返還をしていただくことがあるほか、療養費給付が受けられないことがあります。

健康診断の検査項目と一般的基準値一覧(PDF/250KB)

健康診断受信前に必ずお読みください

(1)コンタクトレンズをご使用中の方へ
受入国は未舗装道路が多く、乾燥や土埃は日本で経験する以上のものであり、水道水が24時間使用できるとは限りません。このような環境のもとで、日本と同じようにコンタクトレンズを毎日使用するのは困難です。したがって、装着に適切でない場合に(過酷な環境・目の異常)かならず眼鏡で代用できるよう各自でご準備ください。
(2)レーシック手術をお考えの方へ
通常レーシック手術後は一定期間の検診が必要であり、また保障期間なども設けられています。派遣前訓練や2年間の派遣に支障の無いよう、またご自身に不利益が生じないようスケジュール調整してください。
(3)歯列矯正中の方へ
受入国で歯列矯正の管理をすることは困難です。少なくとも動的治療が終了し、保定治療になった段階で、主治医と十分相談し、ご自身に不利益が生じないよう応募時期をお考えください。
(4)月経不順がある方や月経痛の強い方へ
月経不順や月経痛の原因は、一時的で軽症なものから、早期に専門的な治療が必要なものまでさまざまです(「月経不順」や「月経痛」にどのような症状が該当するか不明な場合はまずご自身でお調べください)。普段から月経不順がある、月経痛がひどい、不正出血があるなどの方は、婦人科のかかりつけ医をつくり、治療が必要な状態でないか、長期の途上国派遣に際し、ご自身の健康に不利益が生じないよう十分ご相談ください。また、選考に際し、基礎体温を参考にすることがありますので、計測・記録しておくことをお勧めします。
【婦人科検診のお勧め】
子宮頸がんは20歳代の若年層で急激に増えています。子宮頸がん検診は非常に有効で、進行がんを防ぎ死亡を減らす効果が証明されています。国の指針では、20歳以上、隔年ごとの検査となっています。JICAでは検査体制の問題などから、2年間の派遣中に任国での婦人科検診は実施していません。ご自身の健康管理のためにも、応募前または派遣前に婦人科検診を受けられることを強くお勧めします。
※以下の病気等をお持ちの場合、派遣が困難とされる場合があります。ただし、合格したいために未申告とするなどはせず、必ず正確に申告ください。
病名等 病状参考例等
肥満・やせ 肥満の方は脂質異常症、高血圧等の生活習慣病になる可能性があります。また、やせの方は、抵抗力が弱いため病気にかかりやすい上、病気になった場合は治療期間が長引く可能性があります。日頃から暴飲暴食を避け、栄養バランスのとれた食生活を心掛けるようにし、適正体重を維持するようにしましょう。
高血圧症・脂質異常症・糖尿病・高尿酸血症など 生活環境や食生活の変化により悪化する可能性があります。また、治療が必要な場合、派遣先での管理は困難なことがあります。
気管支喘息 現在治療中の方や最近発作を起こした方は、環境の変化やストレス等により発作を起こしやすくなります。
結核性疾患 現在治療中あるいは治療直後の方は、経過観察が必要です。
腎臓病 自覚症状がなくとも検査値に異常があり、慢性状態が悪化する可能性がある場合経過観察が必要です。
胃・十二指腸潰瘍 過去に繰り返し発症したことがある方は再発例が多いです。
現在症状のある方や手術直後の方は、食生活の変化により容易に悪化する可能性があります。
うつ・自律神経失調症・摂食障害・過敏性腸症候群・過換気症候群など 現在は治療中ではなくても、既往歴のある方は環境の変化やストレスによって再発する可能性があります。文化や母国語が違う国での治療は非常に困難です。
貧血 派遣先にはマラリアをはじめ、貧血を悪化させる感染症が流行している地域があります。貧血傾向の方がそうした感染症に羅患すると非常に危険です。特に鉄欠乏性の貧血になりがちな女性では、日ごろから食事などで鉄分の摂取を心掛けることが重要です。
アトピー性皮膚炎 派遣先の気候や生活環境によっては皮膚の清潔が保ちにくくなり、症状を悪化させる可能性があります。日常的な保湿による再燃や悪化の予防と、状態に応じセルフケアができることが重要です。
整形外科疾患 派遣先の交通事情、生活環境等により症状が悪化する疾患があります。
婦人科疾患 月経不順をはじめ婦人科疾患で治療中、または治癒直後、手術直後の方は、一定期間の経過観察が必要です。また、月経不順や過多月経を治療せず放置した場合、症状が悪化することがあります。
難治性疾患等 炎症性腸疾患、自己免疫疾患、HIV感染、活動性C型肝炎/B型肝炎等や定期的な受診や検査が必要な疾患に罹患している場合、本邦とは異なる衛生事情等からさまざまな感染症に罹患する可能性があることや、生活環境の変化が過度のストレスとなって症状を悪化させることが危惧されます。
耳鼻科・眼科・皮膚科などの疾患 定期的な受診や検査が必要な疾患に罹患している場合、派遣先の生活環境や衛生状態等が症状を悪化させる可能性がある場合は、派遣が困難です。
甲状腺疾患 生活環境の変化によるストレスで症状が悪化することがあります。
アレルギー 派遣に際し各種予防接種を受ける必要がありますが、卵や鶏肉蛋白、ゼラチンなどにアレルギーがある方は、黄熱病ワクチンの接種ができないことがあります。日本にはないアレルギー要因物質と接触して、突然強いアレルギー症状が出ることもあります。アナフィラキシーの既往がある場合、日本と比べ医療事情が悪いため注意が必要です。
青年海外協力隊
/日系社会青年ボランティア
短期ボランティア