今回は番外編として、グローカルプログラムで得た経験は、任国でどのように活かされたか、2026年2月に活動を終え、帰国された隊員にお話を聞きました(青年海外協力隊事務局 穴井 記)。
野菜を収穫する吉井さん(甘楽町)
私の実習地は、群馬県甘楽町の自然塾寺子屋でした。プログラムに参加したことで、協力隊活動の前に必要な経験を積むことが出来ました。特に、“よそ者”として地域にどう入っていくか。これは派遣国の活動でも大切なスキルで、派遣前に体験できたことは大きかったです。
いざグローカルプログラムが始まり、課題を見つけて解決するぞ!と最初は意気込んでいましたが、実習から1か月がたち、農家さんに活動状況を聞かれたとき、日々の活動をこなすことで精一杯で…、何も答えることが出来ませんでした。この体験から、「課題を解決する」というよりも、「今ある状況に寄り添う」ことに視点を変えて、活動の後半はさまざまな提案を行いました。プログラムを通じて、地域にあるものや価値観について、「否定をしない」ということを学び、派遣国でも必要なスキルとなりました。
ベナンの活動先の皆さんと
任国のベナンでは、自分が離任した後も活動が継続されることを意識して取り組みました。甘楽町の皆さんとは、赴任後もこまめに連絡を取って、ベナンの様子を伝えていました。帰国してすぐに甘楽町に移住し、地域おこし協力隊インターンとして活動を開始しています。
甘楽町への移住の決め手は、いろんな理由があります。お世話になった自然塾寺子屋さんをはじめ、協力隊OVや地域おこし協力隊として移住している方も多く、地域に活気があること・大きな可能性を感じたこと・自分が成長できる環境だと感じたことが挙げられます。
グローカルプログラムの魅力は、日本にいながら協力隊に近い挑戦ができることだと思います。思うようにいかないこともありますが、その試行錯誤こそが協力隊活動のリアルに近く、派遣前にその経験ができるのはとても大きいです。
また、私自身、その時の出会いや地域の魅力がきっかけで、帰国後すぐにその町へ移住することを決めました。活動だけでなく、地域との新しいつながりが生まれることも、このプログラムの大きな魅力です。
協力隊には、ぜひ挑戦してみてほしいプログラムです!
吉井さんがグローカルプログラムを終えて書かれた「参加者の声」はこちら!