インターンで出会った協力隊経験者の話を聞き、
20代のうちに必ず参加すると決意。
高校時代に1年ほど米国留学をして以来、いつか海外で働いてみたいと漠然と思っていました。JICA海外協力隊への参加を意識したのは、就職活動中に企業でインターンシップをしていたとき。たまたま指導を受けた方が青年海外協力隊員としてバングラデシュで活動された方で、経験談が印象的だったため、自分も20代のうちに必ず参加しようと心に決めていました。
社会人としてある程度成長してから参加したかったので、実際にJICA海外協力隊へ応募したのは、オムロンに入社して3年ほど経ってからです。会社の「公務休暇制度」を利用し、現職参加することにしました。2年間の休職は、会社の同期から遅れを取るとは思いましたが、自分の努力次第で挽回できると前向きに捉え、特に不安は感じませんでした。
派遣前訓練では、英語学習者には、それぞれが予定している活動内容について、英語でプレゼンなどを行う「テクニカルクラス」があります。母語でない言語での業務の準備ややり取りはかなりの負担ですが、私は英語自体は80%の出来でもいいから、その場でのコミュニケーションを重視することを意識しました。そのおかげで気持ちが楽になり、アイデア出しをより楽しむことができました。