学生時代から気になっていたJICA海外協力隊。
消防局で培ったスキルを生かしたい。
学生時代から海外旅行が好きでした。開発途上国に興味があり、青年海外協力隊の存在は知っていましたが、「実務経験がない自分には無理だ」と踏み出せずにいたんです。大学卒業後、横浜市消防局に就職してからも、何度か説明会に参加しました。理系の大学を出ていたため、理数科教師(現:理科教育、数学教育)に応募できるとアドバイスを受けましたが、行くとしたら仕事と関連する職種がいいと思っていました。
募集要項でようやく防災関連の要請を見つけたときには、すでに勤続10年になろうとしていました。周りは、救助隊一本でやってきた人や、すでに管理職に就いている同期もちらほら。そんな彼らと比べると、業務を幅広く担当してきた自分には強みがないと感じていました。だからこそ、JICA海外協力隊に参加することで他の人にはない強みを身に付けたいと思い、応募を決意。直属の上司に1年ほど前から協力隊参加の意思を伝え、消防局内での書類審査・面接を経て現職参加を承認してもらうことができました。もし仕事を辞めなければいけなかったら、協力隊への参加は断念していたと思います。