目標達成度

今回評価対象となったプロジェクトは、計画の設計が適切であり、かつ効率的に協力が実施されたことにより、目標達成度は総じて高かった。プロジェクト方式技術協力や個別専門家チーム派遣などでは、技術移転を通じた実施機関の技術能力の向上・組織の強化、現地に適した新たな技術の開発などの目標が達成され、第三国集団研修では、周辺諸国から参加した研修員の知識・技術の向上が図られた。

JICA側による供与機材の現地到着や相手側実施機関による施設建設の遅れ、カウンターパートの配置の不備などの問題により、目標が十分達成されていなかったプロジェクトもあったが、これらについては、目標を達成するよう、状況に応じて各種のフォローアップを実施した(6.フォローアップ状況参照)。