南魚沼市で地方創成に挑戦中

2021年9月21日

【研修員情報】
氏名:Mr. AYO Adedotun
氏名カナ:アヨ アデドトゥン
出身国:ナイジェリア
ABEバッチ数:第6バッチ(2019年来日)
本邦大学名・学部:国際大学・国際関係学研究科
インターンシップ先企業名(夏期):ヤマハ発動機株式会社
インターンシップ先企業名(修了時):Adam-I Ventures Co., Ltd
応募時所属先:Nigeria Export Processing Zone Authority

アフリカビジネスの魅力発信

2019年夏にABEニシアティブ第6バッチ生として来日したナイジェリア出身のAYOさんは、ナイジェリアの経済特区への企業誘致を担当する行政官でした。外国に身を置くことで、アフリカでのビジネスチャンスをより深く多角的に学び、アフリカの魅力を語れる人材になりたいとABEイニシアティブに参加しました。大学院では、母国ナイジェリアの貿易に関して研究し、アフリカの域内・域外貿易のフローの違いについて、指導教員や大学内の先生と積極的に意見交換を行いました。

南魚沼でのソーシャルビジネスを通じて、投資家誘致のスキル習得へ

大学院の授業を通じて国際大学の先輩卒業生でもあるAdam Innovations社の社長と知り合い、”Tabetai”というアプリの開発・リリースを共同で行いました。現在は、食事の配達サービスのみですが、今後、日用品や薬などの配達にも事業を拡大する計画です。中長期的には、高齢化や居住外国人と地域社会の関わりの薄さなど、南魚沼市の抱える社会課題の解決を目指しています。
Adam Innovations社は南魚沼市をIT企業の集積地にしようと、南魚沼市と国際大学と協力して2016年にグローバルITパーク南魚沼を設立しました。AYOさんは、デジタルトランスフォーメーションの力で町全体を再活性化させるという信念に共感し、グローバルITパーク南魚沼全体のマネジメントに関わりながら、投資家誘致のスキルに磨きをかけたいと考えています。まずは、大学院卒業後3か月間Adam Innovation社にてインターンシップを実施し、更なる連携の道を探り、ゆくゆくは“Tabetai”アプリのCo-Founderとして独立し、アフリカ各地に展開するという目標を持っています。

【画像】

ナイジェリア出身のAyoさん