SATREPS(地球規模課題対応国際科学技術協力プログラム)分野での連携を率いる立場を目指して

2021年9月27日

【研修員情報】
氏名:Ms. ROCHER Dominique Francoise
氏名カナ:ロシェ ドミニク フランソワ
出身国:南アフリカ
ABEバッチ数:第7バッチ(2020年来日)
本邦大学名・学部:筑波大学・理工情報生命学術院生命地球科学研究群
インターンシップ先企業名(夏期):目黒個別指導学院
インターンシップ先企業名(修了時):未定
応募時所属先:University of Stellenbosch

海藻で海洋汚染とエネルギー問題を解決したい

南アフリカ出身のROCHERさんは、2020年冬に、ABEイニシアティブ第7バッチ生として来日しました。現在は筑波大学大学院で、南アフリカでは廃棄物として扱われる海藻からメタンガスを抽出し、海洋汚染とエネルギー問題の双方の解決策を探っています。2年間のプログラムのうち1年目を終えたところですが、予定より早いペースで論文執筆も進んでおり、2021年5月にはSouth African Society for Microbiology (SASM) 2021 Virtual Conference(注)に遠隔で参加し、Best Oral Presentationを受賞しました。

(注)South African Society for Microbiology (SASM) 2021 Virtual Conference:南アフリカの微生物科学の発展を目的とした非営利団体であるSASMによって開催されたバーチャル学会

様々な課外活動を通じて日本人の物事の決め方や大切にしている価値観などを学ぶ

ROCHERさんは、学業だけでなく文化交流にも非常に意欲的です。新型コロナウイルス蔓延の影響はあるものの、筑波大学アフリカ人留学生コミュニティを率いて様々なイベントの企画に携わる他、日本語クラブ、ハイキングクラブ、ダイビングクラブ、ホームステイ体験のクラブ等、多くの課外活動に参加しています。日本の文化や言語を学ぶだけでなく、日本人の物事の決め方や大切にしている価値観なども学びたいと、日本人学生や地域の日本人と関わりを持てるクラブを優先して積極的に参加しております。

南アフリカと日本の大学・研究機関の連携強化に向けて

将来は、研究員としてのキャリアを築きたいと考えているROCHERさんは、自身の出身大学であるステレンボッシュ大学と筑波大学の共同研究を皮切りに、南アフリカと日本の大学・研究機関の連携強化の架け橋になりたいと考えています。そのために、研究を通じて知り合った筑波大学以外の大学・研究機関とも連絡を取り、インターンシップの受入れ、研究における協力取り付け、包括的な連携強化等に向けて積極的に行動しております。

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筑波大学のLanguage exchangeクラブで活動中のROCHERさん。(写真右から2番目)

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登山中のROCHERさん。

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JICAつくばセンターで田植え体験をするROCHERさん。(写真右)