小規模園芸農民組織強化・振興ユニット(SHEP UP)(SHEP UP:Smallholder Horticulture Empowerment and Promotion Unit Project)

  • 種別:技術協力プロジェクト
  • 案件名:小規模園芸農民組織強化・振興ユニットプロジェクト(SHEP UP)
  • 実施対象:ケニア全域
  • 協力機関:2010年3月〜2015年3月
  • 実施機関:ケニア農業省
  • 協力機関:園芸作物開発公社
【写真】

国内総生産の24パーセント、雇用の80パーセントを創出する農業は、ケニアの経済にとって重要なセクターです。市場向け農業生産の75パーセント以上を担うのは小規模農家であり、小規模農家が農業で「稼ぐ」ことが、活気ある産業としての農業振興のために重要です。

JICAは、農業の中でも特に成長著しい園芸作物の分野の協力として、技術協力プロジェクト「小規模園芸農民組織強化計画(SHEP 2006〜2009)」を実施しました。SHEPでは、小規模農家が市場に対応した栽培や営農、輸送の課題に自ら取り組めるよう、その能力強化を支援し、対象農家グループは、平均して2倍以上の所得の向上を実現しました。対象農家グループの多くで収入の向上を実現しました。

ケニア政府は、小規模農家の園芸作物からの所得向上をめざすSHEPアプローチを全国展開するために、農業省SHEPユニットを設置しました。SHEP UPはこのユニットによる全国的活動への協力を通じて、小規模農家が「稼げる」園芸振興を推進しています。