研修員向けに地域理解プログラムを実施しました!

2022年1月14日

近代産業発展の歴史についての講義

北九州市環境ミュージアム見学の様子

活発なグループディスカッション

最終プレゼンテーション

2021年11月15日から19日の4日間、北九州市がその産業発展に伴って生じた公害を産官民が協働して克服した経験を研修員に学んでもらうプログラムを実施しました。

参加者は学位取得のため九州の各大学に留学中の長期研修員16名です。JICAでは、開発途上国から国造りの担い手となる人材(主に行政官や研究者)を日本に招き、大学で専門分野の研究を行うことに加えて、日本の近代化の経験を学ぶ機会も提供しています。

プログラムは、北九州市の公害克服の歴史や環境政策に関する講義、北九州市の環境関連施設(環境ミュージアム、エコタウンセンター、水環境館、響灘ビオトープ)や廃棄物処理施設等の視察で構成しました。

最終日は本プログラムを通して得た気付きについて2グループに分かれディスカッションし、代表者がプレゼンテーションを行いました。北九州市の環境政策及び産官民の協働による公害克服の事例は大きな学びであり、本国でも同様の環境問題に直面している研修員からは、帰国後、同様の取組を行いたいと言う声も上がっていました。

本プログラムの参加により、日本の開発の歴史や施策についての関心が更に深まる機会になったと思います。