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<イベント報告・福岡>日本で「はたらく」×「くらす」外国人の今!!-企業・地域で考える、持続可能なこれからの多文化共生社会-

2021年9月13日

イベント概要

イベントの様子「グループディスカッション」

 8月10日、11日に日本で「はたらく」×「くらす」外国人の今!!〜企業・地域で考える、持続可能なこれからの多文化共生社会〜のイベントを実施し、2日間合わせて60名を超える方にご参加いただきました。

 1日目は「はたらく」をテーマに、YOUMAKEITさんの事業紹介として代表理事の楳木氏から、日本で就職を目指す外国人の方々の現状と課題、コロナ禍での新たな課題や深刻化した課題についてお話しいただきました。また、Local Design株式会社代表取締役の河辺健一氏からは、受け入れ企業の取り組みについて、実際に外国人の方を雇用する中で経験されたこと(うまくいったこと、そうでなかったことなど)をたくさんの事例を交えながらお話しいただきました。
 そして、実際に日本ではたらく外国人の方の声として、マレーシア出身で、楳木さんたちのインターンシッププログラムに参加したリーさんから、最初は、就職活動のことが全くわからず、履歴書の自己PRの書き方など、1日かかってもちゃんとしたものが書けなかった。インターンシップで、今まで経験したことがない仕事を経験できたのでよかったというお話がありました。

 2日目は「くらす」をテーマにJICA九州から鬼丸が青年海外協力隊としてヨルダンで活動した経験から、自分が外国人の立場になってそこで感じた、ヨルダンの方々のあたたかさや、言語、文化、心の壁についての話と、それもとに感じた多文化共生についてお話させていただきました。
 参加者からは、「当事者、雇い側それぞれの苦悩や関わりの重要さを知ることが出来ました」「より身近に、海外の方と一緒に暮らす、ということのヒントをもらえた」などの声が聞かれ、多文化共生社会の実現に向けて、地域全体で考えるきっかけになったのではないかと思います。

 ご参加頂きました皆様、改めて感謝申し上げます。

(JICAデスク福岡 担当:鬼丸)