ザンビアJICA海外協力隊派遣50周年記念誌が発行されました

2022年6月7日

2020年、ザンビアにおけるJICA海外協力隊事業は50年の節目を迎えました。しかし、この年はCOVID-19の世界的な感染拡大によって派遣中の全隊員が本邦に退避する事態となり、当国で予定されていた50 周年を祝うイベントも延期となってしまいました。

隊員の退避から約一年後となる2021年4月、4名の隊員の再赴任がかない、一年遅れとはなりましたが、50周年を記念するイベントをいくつか開催することできました。
50周年を記念したイベントの締めくくりとして本記念誌が企画され、最初の青年海外協力隊としてザンビアの地に降り立った松下隊員からコロナ後の再派遣を果たした原隊員まで総勢34名の元隊員の方々と6名の現地カウンターパートの方々のご協力の下、無事発行に至りました。

ご寄稿頂いた文面からは、元隊員の方々だけでなくカウンターパートの双方に、帰国後の年数にかかわらず、共に過ごした時間が鮮明な記憶として刻まれ、当時、互いに与え・与えられた影響が、今でもみなさんの中でも生きていて、人生の糧となっていることが伝わってきました。これこそが協力隊事業の醍醐味と感じています。
隊員が任国に不在となる未曽有の期間を経て、JICA海外協力隊事業の新たな章が始まったように感じています。これからも支援する側される側という立ち位置ではなく、ともに未来の世界を作り守る仲間という新たな協力関係を築くための礎の一つとして、JICA海外協力隊が活躍していくことを願ってやみません。
最後になりましたが、今回の記念誌発行にご協力いただいた元隊員の皆さま、カウンターパートの皆さまに心より感謝申し上げます。

編集担当一同

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ザンビアJICA海外協力隊派遣50周年記念誌表紙

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ザンビアJICA海外協力隊派遣50周年記念誌裏面