
「語学のマスター」を目標に
JICA海外協力隊への応募を決意。
自動車整備士として、京都府の販売店に7年間勤務していたとき、同期の整備士を通じて初めてJICA海外協力隊の存在を知りました。彼は自動車整備の隊員としてタンザニアに赴任し、2年後、別人のように英語とスワヒリ語が堪能になって帰ってきたのです。海外旅行が趣味だった私は、語学の習得に関心があり、彼のように「協力隊で外国語を勉強するという手もある」と応募を決意。仕事の経験が生かせることも魅力でした。
協力隊の選考にはなんとか合格。派遣先がエルサルバドルに決まり、派遣前訓練の語学訓練では、生まれて初めてスペイン語を習いました。上達の早いクラスメイトに比べて出遅れていましたが、ここでくじけてしまっては元も子もないと、自分と同じぐらいのレベルのメンバーに積極的に声を掛け、自習時間や休みの日も一緒になってひたすら勉強したのを覚えています。