JICA海外協力隊広報番組「Jump to the World」(2020年度第9回目)が放送されました!@佐賀

2020年10月7日

9月30日参加メンバーでポーズ

 2020年9月30日(水)、佐賀のコミュニティラジオ「えびすFM」にてJICA海外協力隊広報番組「Jump to the World」(2020年度9回目)が放送されました。今回も前回同様、新型コロナウィルス感染防止策としてアクリル板、マスク着用、手指消毒対応で放送に臨みました。
 今回はパプアニューギニアで小学校教諭として活動されていた元協力隊員の方をゲストにお迎えしました。現地では算数や体育をメインに指導されました。また、日本文化の紹介として折り紙を教えられていました。大学の時に、フィリピンへテニス留学をした際、初めてストリートチルドレンの子供たちに出会い、平日の昼間にもかかわらず、路地でぼんやりと過ごす子供たちを見て、自分がこの子たちに何か出来る事はないかと思い、協力隊に応募されたそうです。
 現地で苦労した事として、日本では宿題をしてこない生徒の方が珍しいのに、現地では宿題をする生徒の方が珍しく、そういった子供たちへどのようにアプローチしていいか悩んだと話されました。対策として、シールを使ったポイント制にして、5個貯める事の出来た子には折り紙を折ってあげていたそうです。また、楽しかった事として、現地でサイエンスショーを企画した事をあげられました。普段、理科の授業では板書するだけの生徒たちが、ペットボトルロケット等様々な実験を見て、目を輝かせて歓声を上げていた事が印象的だったと話されました。
 今回のメッセージテーマも前回に引き続き「語学」についてでした。語学に関しては、ご自身が実践されていたyoutubeを使った勉強法をご紹介頂きました。トライアンドエラーを繰り返して話せるようになったということで、諦めずにコツコツと努力されてきた様子が目に浮かびました。
 協力隊を経験して学んだ事として、環境や文化が違う場所で過ごし、また物が足りない現地の状況を見て、自分の当たり前を当たり前と思わなくなった事、そして無い物は作ればいいと考えられるようになり、活動していた事をシェア頂きました。
 今後協力隊に参加したいと思われている方へのメッセージとして、失敗を恐れずに挑戦してみてはどうですか?と話されました。『やってみないと失敗するかどうか分からない、挑戦せずに後悔することが人生の失敗になるのではないでしょうか?やれることは現地で探すで、全然大丈夫。やりたい事は今やる!ですよ~』と、優しい口調ながら、熱いメッセージを頂きました。現地での沢山の経験を経て、多くの学びを得られたのだろうと、お話される雰囲気や口調から感じられました。
 恒例の「世界の国歌コーナー」は、パプアニューギニアの国歌を流しました。今回メッセージをいただいたみなさま、リスナーのみなさま、本当にありがとうございました。
 次回の放送予定は、2020年10月7日(水)19時~20時です。メッセージテーマは「低迷期の過ごし方」です。たくさんのメッセージお待ちしています。
 次回もどうぞお聞き逃しなく!

【視聴方法】
1.えびすFM(89.6MHz )はコミュニティーFM局に認可される最大送信出力20Wで放送しています。
2.「えびすFM」無料アプリをダウンロードすることで、スマホでいつでもどこでも聴くことができます。
アプリのダウンロードは関連リンクの「えびすFM」無料アプリ(外部サイト)より

【ご案内】
・佐賀の多文化共生推進番組「SPIRA多文化わいわいわい」
公益財団法人佐賀県国際交流協会(SPIRA)が実施する番組も毎月第3水曜日19時~20時に放送中!

お問い合わせ:
  JICAデスク佐賀 武田
  TEL:0952-25-7921 ((公財)佐賀県国際交流協会内)
  Eメール:jicadpd-desk-sagaken@jica.go.jp