仏語圏アフリカ看護師・助産師教員の能力強化 フェーズ2

種別:個別案件(第三国集団研修)
実施地域:ダカール
実施期間:2013年4月〜2018年3月
実施機関:国立保健社会開発学校

仏語圏アフリカ諸国では主に看護師・助産師がプライマリヘルスレベルの保健医療を担っています。よって質の高い看護師・助産師を育成できる質の高い教員を確保することがケアの質の改善には不可欠です。しかし、実際には教育にあたる教員の質を担保するための現任研修、特に指導・教授能力強化に特化した研修の機会はほとんどありませんでした。
日本はセネガルにおいて、保健省及び国立保健社会開発学校(ENDSS)をカウンターパートとした「保健人材開発促進プロジェクト(2001-2006年)」を実施し、看護師・助産師の養成システムの改善に寄与しました。このプロジェクトの成果を第三国に普及するために、ENDSSを実施機関として、第三国集団研修「仏語圏西アフリカ看護師・助産師教員の能力強化(2008-2012年)」を実施しました。
教員にとって貴重な現任研修を提供したこの案件は、フェーズ2として2013年からの5ヵ年計画で継続されることとなりました。フェーズ2では対象国(ベナン、ブルキナファソ、トーゴ、ニジェール、マリ、コートジボアール、ギニア、セネガル、コンゴ民主共和国、ブルンジ、モーリタニア)も2ヵ国追加されました。この研修を通じ、仏語圏アフリカ諸国の看護師、助産師養成学校の教員の能力、更に教育の質が改善され、質の高い看護師・助産師の育成につながることを目指しています。