タンバクンダ、ケドゥグ、マタム州村落衛生改善プロジェクト

種別:技術協力プロジェクト
実施地域:タンバクンダ州、ケドゥグ州、マタム州
実施期間:2012年3月〜2016年2月
実施機関:保健公衆衛生予防省、都市化・衛生省

セネガル政府は、「水と衛生に関するミレニアムプログラム(PEPAM)」において、村落部における安全な水へのアクセス率を2015年までに64パーセント(2004年)から82パーセントまで、基礎的な衛生設備へのアクセス率も26パーセント(2005年)から63パーセントまで引き上げる目標を掲げており、前者が大きく改善された一方で、後者は2010年時点で29パーセントにとどまっています。
本プロジェクトの対象地域となるタンバクンダ州、マタム州、ケドゥグ州は全国の中でも貧困層が多く、また住民の衛生意識の欠如や基礎的な衛生施設(トイレ等)の整備の遅れにより、アクセス率は2010年時点で、タンバクンダ州21パーセント、マタム州14パーセント、ケドゥグ州6パーセントと全国平均を下回っている現状があります。
本プロジェクトはこれら対象州において、トータルサニテ—ションの達成(野外排泄からの脱却とトイレの使用、手洗い等)、基礎的衛生施設(トイレ)の普及、普及戦略の策定とパイロット村以外での成果普及等にかかる活動を実施することで、村落部の住民の衛生習慣と基礎的な衛生施設へのアクセス改善を図り、2012年10月までにベースライン調査の実施、パイロット村の選定などが完了し、今後は村に適したアプローチ(補助金有無、住民参加有無など)の選定、研修教材作成等が行われ、本格的な衛生施設導入のための活動が実施されます。