

新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)によって、世界中の人々が感染予防の重要性を認識しました。皆さんは感染予防を正しく理解し、普段の生活の中で正しく対策ができているでしょうか。
ここでは、感染予防対策をあらためて見直すとともに、日本と開発途上国の感染症拡大防止のために行う取り組みを見てみましょう。
ウイルスや細菌は、さまざまな「感染経路」から私たちの体内に侵入します。
例えば新型コロナウイルスの主な感染経路として、手すりやドアノブなどに付着したウイルスに触れ、その手で鼻や口を触ることにより起こる「接触感染」や、せきやくしゃみ、会話をする際に、ウイルスが含まれたつばが飛び散り、それを吸い込むことにより起こる「飛沫感染」などがあげられます。
これらの感染経路をふさぐために大切なことが、手洗いです。
手洗いをすることにより、手についている見えないバイ菌、ウイルスを落とすことができます。人は無意識のうちに目、鼻、口などの粘膜を手で触っています。感染パターンが一番多い「手」を意識的に消毒し、接触感染を防ぎましょう。
マスクの着用も飛沫感染の防止に効果的です。マスクで鼻や口を覆うことで、せきやくしゃみによってウイルスを飛ばさないようにする効果があります。