NGO活動レポート

能動性を育てる人づくりの手法を学ぶ~参加型研修運営と研修生のフォローアップから~(日本、バングラデシュ、インド)

足立詠子  青年海外協力隊 平成24年度1次隊/派遣国 バングラデシュ/職種 村落開発普及員

活動期間
2015年10月1日~2016年3月31日
活動テーマ
能動性を育てる人づくりの手法を学ぶ
~参加型研修運営と研修生のフォローアップから~
受入団体名
公益財団法人 アジア保健研修所(AHI)
Q1.NGOでインターンをしようとしたきっかけは何でしたか?

協力隊時代は、保健省の政策として始まったリトルドクター活動(子ども主体の学校保健活動)の推進に携わってきました。

帰国後も、「いかに現地の人びとの能動性を育てるか」をテーマに活動したいと考えていたところ、参加型研修を通じてアジアの保健ワーカー育成に取り組むNGOであるAHIを知りました。

AHIでのインターンを通じて、「現地の人びとの能動性を育てる」その手法や過程を学びたいと思いインターンに応募しました。

Q2.インターンとしての経験(勤務状況、大変だったこと、嬉しかったこと等)と、経験を通して学んだことは何ですか?
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AHI35周年式典でのプレゼンテーション

国際研修、バングラデシュでの元研修生へのインタビューや活動先訪問。これらを撮影し、AHIの活動紹介ムービーを制作しました。

AHIの国際研修と現地の活動がどう繋がっているのかを自分自身で確かめ、それを国内の人たちにも共有するために形に残したいと思い始めました。

しかし、その場その場で起きた出来事を素材として残し、膨大な素材の中から自分が感じたこと、伝えたい事を一つのストーリーにしていく作業は非常に困難な道のりでした。

初めてのムービー制作という事もあり、イメージを形にすることの難しさも痛感しました。しかし、ムービーの中で元研修生のEVAさんも言っているとおり、「learning by doing everything」だと私も実感しています。知識を得るだけでなく、実際に自分で考えながらやってみるのが一番の学びになると学びました。

Q3.この経験を今後どのように生かそうと考えていますか?
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南インドのダリット(アウトカースト)の村にて

今最も関心があるのが国際理解教育です。学生はもちろん、先生や保護者にももっと世界のことを身近に感じてほしいと思い、国際協力出前講座やイベントでのゲストスピーカーなどを積極的に請け負っています。

その際にインターンで学んだ参加型研修の手法を生かし、参加型の国際理解教育を自分なりに開発していきたいと考えています。

・帰国隊員進路情報ページ