JOCV枠 UNV制度

  1. UNVとは?
  2. JOCV枠UNV制度の特徴
  3. 応募の条件について
  4. 募集・選考・派遣スケジュール
  5. 案件について
  6. よくある質問【UNV制度】
  7. UNV経験レポート
  8. お問い合わせ先

JICAは、国連ボランティア計画(United Nations Volunteers)と提携し、国際協力分野でキャリアップを目指している青年層のJICA海外協力隊(青年海外協力隊など、以下協力隊)OB/OGを国連ボランティアとして主に国連機関に派遣するJOCV枠UNV制度を実施しています。

本制度で、累計409名が派遣され、現在12ヵ国17名が活動中(2025年4月末現在)。帰国後は、国連機関、JPOの他、企画調査員(企画、ボランティア事業)、国際協力専門員、専門嘱託、職員などとして、JICA内でも幅広く活躍されています。

UNVとは?

国連ボランティア計画が派遣するボランティアのことです。
詳しくは、国連ボランティア計画を参照ください。

JOCV枠UNV制度の特徴

JOCV枠UNV制度は、JICA海外協力隊経験者を対象にJICAが国連ボランティアの派遣にかかる費用を負担する制度です。本制度を利用するには、まずJICAに申請し、推薦を得ることが必要です。応募条件を満たし、JICAの推薦を得られたJICA海外協力隊経験者は、JOCV枠UNV用の特別な案件に応募できます。UNV事務局と配属先UN機関が選考を行い、合格すると、国連ボランティアになることができます。
通常、国連ボランティアポストへの応募は、全世界から集まる応募者間での競争となりますが、JOCV枠国連ボランティアのポストは、JICA推薦者間での競争となるため、比較的合格し易いとされています。またポストの内容・応募条件についても、協力隊員としての経験や経歴の特徴等が考慮されており、JICA海外協力隊経験者にとって比較的手を挙げ易いとされています。
JOCV枠UNVは、待遇(現地生活費、赴帰任手当、休暇など)や現地での支援体制などについては、一般の国連ボランティアと基本的に同じですが、次のような特徴があります。

  • ・派遣期間は1~2年間
  • ・派遣前にJICAによる派遣前オリエンテーションを実施
  • ・任期中はJICAと相互に情報共有
  • ・帰国時にJICAにて帰国報告を実施

【ご注意】
2022年度までに派遣されたJOCV枠UNVに対してJICAが追加で提供していた下記の全ての福利厚生及び補償制度の提供は2023年度以降に派遣されるJOCV枠UNVに対しては廃止されましたので、ご注意ください。

【これまで提供していたJICAの福利厚生及び補償制度】(※2022年度JOCV枠UNVまで適用)
・JICA共済会への加入
・労災保険への加入
・各種予防接種料補助制度
・渡航用 PCR 検査にかかる費用補助
・派遣前及び派遣後の健康診断費用補助
・緊急移送の実施
・傷病手当金の支給

UNV事務局が提供する健康保険や生命保険に関しては、国連ボランティア計画や、”Conditions of Service for UN Volunteers”およびInternational UN Volunteers向けの”Cigna Description of Services and Medical Coverage”をご確認ください。

応募条件について

以下の条件を満たされた方が、応募できます。

  • ・長期派遣であって、JICA海外協力隊として任期を満了した方。もしくは、任期満了と同等の扱いとされている方。(派遣期間が1年未満の短期派遣は対象外。)
  • ・オファー(合格通知)受領後、3か月以内かつ募集年内に渡航が可能な方
  • ・過去にJOCV枠UNVとして派遣されたことがない方
  • ※現職参加された方については、原則募集の対象としていません(やむを得ぬ事情により所属先を退職等した場合は、個別に検討します)。

なお、制度の趣旨に鑑み、応募動機や年齢などを考慮し、JICA推薦可否を検討します。
詳しくは、こちらの「UNVへの応募について」をご確認ください。

募集・選考・派遣スケジュール

2025年度 募集、選考、続く派遣のスケジュール概要は以下のとおりです。

【2025年】
5月20日-6月20日:第1次募集期間 募集終了
7月10日-7月23日:第2次募集期間
・2025年案件応募には、まずJICAの推薦を受ける必要があります。こちらの「UNVへの応募について」をご確認ください。
・第2次募集のJICAへの推薦登録申請締切日は、7月16日(日本時間)です。申請未了・更新の方は、この期日までに申請してください。
・JICAへの推薦登録有効期間は2年間です。2025年度の案件に応募する場合、2023年5月31日以前に登録された方は必要書類を揃え、JOCV枠UNV担当に更新・再登録の申請をしてください。
・JICAの推薦を受けた後、募集中の案件を参照し、各リンク先のUNV事務局ポータルサイトUVPより応募してください。(応募にはUVPへのLoginが必要。複数選択可。)
6月下旬-8月中旬: 選考期間
書類選考を通過した方には、UNV事務局より電話インタビューの案内メールが届きます。その後、インタビューを経て、合格者の方にはUNV事務局よりオファー(合格通知)メールが届きます。
9月-11月: 渡航準備期間
オファー(合格通知)受領後、ご自身でUNV事務局や配属UN機関と相談しつつ、Medical Clearance(健康状態申告・健康診断など)、渡航日調整、査証手続きや航空券手配を実施いただきます。
10月-12月: 渡航
渡航日は、配属機関との調整を経て、決定します。
ただし募集年内(=2025年内)の渡航は必須条件となります。

応募の為の詳細

UNVへの応募について(PDF/460KB)

推薦登録申請書類様式

JOCV枠UNV推薦登録申請者調書(PDF/329KB)(Word/73KB)

案件について

2025年案件と過去の案件例についてご紹介します。

2025年案件

各案件の詳細は、下表「Title of post」欄のリンクよりUNV事務局ポータルサイトUVPへアクセスの上、ご確認ください。こちらの「UNVへの応募について」6~7ページに記載のとおり、UVPからJOCV枠UNV用案件を直接検索することも可能です(検索結果は下記と同じ)。
なお、下表の「Title of post」の表記と、UVP上の「Description of assignment title」の表記に差異がある場合は、UVP上の表記を優先します。

第1次募集

Year Country Host 
Agency
Title of post
2025
第一次
Bangladesh UNFPA IInternational Midwife Menter(締切済)
Bangladesh WFP Program Policy Officer(締切済)
Bhutan UNDP Program Officer(締切済)
Brazil UNHCR Associate Livelihoods Officer(締切済)
Ethiopia UNDP Communications and Partnership Specialist(締切済)
Mexico UNHCR Associate Protection Officer(再公募)
Pakistan UNFPA MNCH Coordination Officer(締切済)
Rwanda UNFPA Program Officer(締切済)
Tajikistan UNICEF Inclusive Program Officer(締切済)
Tanzania UNDP Gender Officer(締切済)
Thailand UNHCR Associate Durable Solutions Officer(締切済)
Zimbabwe UNDP Project Officer - Peace Building(締切済)

第2次募集

Year Country Host 
Agency
Title of post
2025
第二次
Bangladesh IOM Project Officer (Emergency Health) ※新規
Ecuador WFP Project Management Specialist ※新規
Serbia UNDP Women Peace and Security Specialist ※新規
Solomon Islands UNICEF Health and Nutrition Officer ※新規
Mexico UNHCR Associate Protection Officer ※再公募

過去の案件例

過去の案件については、こちら

よくある質問【UNV制度】

詳しくは、よくある質問【UNV制度】をご覧ください。

UNV経験レポート

2023年帰国

2021年以前帰国

お問い合わせ先

独立行政法人 国際協力機構
青年海外協力隊事務局 社会還元促進課
〒100-0004
東京都千代田区大手町1-4-1 竹橋合同ビル
E-mail:jvtpc-sinrosien1@jica.go.jp

・帰国隊員進路情報ページ