急速な経済成長に伴い、インフラ整備が進むインド。しかし、広大な国土を結ぶ中・長距離の鉄道網は早くから整備されていたものの、人々が通勤などで都市部と郊外を移動するための短距離の鉄道路線網は未整備でした。
近年、大都市では交通渋滞、バスなどの公共交通機関の遅延、大気汚染といったさまざまな問題が浮き彫りに。その打開策として持ちあがったのが地下鉄(メトロ)の建設です。
鉄道技術の知見を持つ日本が協力し、1995年に始まった首都デリーでのメトロ建設事業であるデリーメトロの成功が、その後、バンガロールやコルカタといったインド各都市でのメトロ整備へとつながっていきました。そして、現在は「インド新幹線」開通に向けて、プロジェクトが始まっています