ナイジェリア北東部復興の取り組み検討のための日本の経験共有セミナー

2020年1月27日

概要

会議名:ナイジェリア北東部復興の取り組み検討のための日本の経験共有セミナー
開催日:2020年1月27日(月)
主催:JICA/UNDP共催
場所:ナイジェリア・アブジャ(シェラトンホテル)

主な参加者

主な登壇者:

ムハンマド・アミン・スレイマン(アダマワ州緊急事態調整機構 事務次官)
アバ・ユスフ(ボルノ州復興庁 事務次官)
モハメド・ゴジェ(ヨベ州緊急事態調整機構 事務次官)
野口義明(UNDPナイジェリア北東部支所 プログラム・マネジメント・スペシャリスト)
小向絵理(JICA国際協力専門員)
(敬称略)

その他

予算・国家計画省(Ministry of Budjet and National Planning)
アダマワ州緊急事態調整機構(State Emergency Management Agency, Adamawa State)
アダマワ州・ヨラ官邸(Government House, Yola)
ボルノ州復興庁(State Ministry of Reconstruction, Rehabilitation and Resettlement, Borno State)
ヨベ州緊急事態調整機構(State Emergency Management Agency, Yobe State)
ヨベ州宗務省(Yobe Central Mosque, Yobe State Ministry of Religious Affairs)
ヨベ州・ダマツル地方行政区(Damaturu Local Government, Yobe State)
ヨベ州・グジバ地方行政区(Gujba Local Government, Yobe State)
UNDPナイジェリア事務所(UNDP Nigeria)
マスコミ等

背景・目的

ボコ・ハラムによる襲撃被害に見舞われてきたナイジェリア北東部3州(ボルノ、ヨベ、アダマワ)では、復興に向けた取り組みが課題になっています。JICAはUNDPと連携し、2018年、2019年と続けて、ナイジェリア北東部3州の政府高官を日本に招き、東京と広島での講義・視察を通じて、日本の戦後復興、自治体の仕組み、コミュニティとの協働の在り方等の習得を目的とした招へい事業を実施しました。招へい参加者からは、日本の経験から得たことへの意義の高さが述べられ、日本での学びをナイジェリア国内で共有する機会を設けたいとの要望が挙がりました。これを受け、2020年1月27日、JICAとUNDPはナイジェリア・アブジャにて、経験共有と北東部3州の復興のための具体策を導き出すためのセミナーを開催しました。

内容

セミナーには2019年度の招へい参加者3名の他、昨年度の招へい参加者を含む北東部3州の行政官等約30名が出席しました。UNDP、JICAによる復興支援及び平和構築の取り組みに関する発表に続き、2019年度の招へい参加者より、日本での学びとそれを踏まえた各州での今後の取り組みに関するプレゼンテーションが行われました。セミナー後半では、プレゼンテーターの発表内容をもとに、北東部3州が各々取り組むこと、さらに北東部3州が共通して取り組むべき内容について、出席者による活発な意見交換が行われました。意見交換の結果、コミュニティで働く行政官向け研修実施、住民参加促進、記念資料館の設立の必要性など、様々なアイデアが関係者内で共有されました。今後は、意見交換で挙げられた取り組みをアクションプランとして合意し、各州、また3州が協働して実施していきます。JICAとUNDPは、本セミナーから導き出された成果を各州の行政官が復興に向けて実践していけるよう、フォローアップを継続します。

資料

関連リンク

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セミナー開催の様子

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セミナー開催の様子2

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セミナー出席者の集合写真

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本邦招へい参加者によるプレゼンテーションの様子