開発途上国が鍵を握る、
世界全体の平和と繁栄
世界には200近い国・地域があり、そのうち約150ヵ国が開発途上国と呼ばれる国々である。開発途上国の多くは貧困、インフラの未整備、安全な水の供給、質の高い教育や保健医療へのアクセスなど、さまざまな社会課題を抱えている。また、環境破壊や感染症の蔓延、紛争の深刻化など、地球規模の問題も山積しているが、これらは決して、開発途上国だけの問題ではなく、世界全体の脅威ともなる課題である。相互依存を深める現在の世界では、もはや自国だけで平和や繁栄を享受しようとする姿勢は成り立たない。日本を含む先進国には、これらの課題を積極的に解決していく責任と使命がある。
