ワガドゥグ東南部タンソババイパス道路改善計画プロジェクトへの駐ブルキナファソ日本国大使視察

2022年8月4日

2022年6月28日に日本大使館とブルキナファソ国インフラ省、JICAがJICAの無償協力プロジェクトであるタンソババイパスを視察しました。視察は道路工事が完工してから約5か月後に実施されたものです。

在ブルキナファソ日本国大使館からは、加藤正明駐ブルキナファソ日本国特命全権大使、ブルキナファソ国インフラ省からはジャン・キエレム(M. KYELEM Jean)次官、JICAブルキナファソ事務所からは興津圭一所長が参加しました。

当該バイパスは、1960年に建設されましたが、長年の使用により著しく老朽化。雨季には一部が冠水し通行不可能となる、道路の状況が悪いため交通事故が頻繁におこる、など多くの問題が発生していました。

インフラ省を代表して参加したキエレム次官から冒頭、大使に対して「道路の供与は国民の移動に貢献するもの」と感謝の言葉がありました。

その後、道路の起点から終点までをインフラ省の説明のもと、時折下車しながら道路を視察。特に、道路地下にバイパスを横切る形で設置された排水管の視察時には、「排水設備の整備以降、今雨季では一度も周辺地域の洪水が発生していません」との説明がありました。

日本政府とブルキナファソ政府は2017年に贈与契約(Grant Agreement, G/A)を締結。

これにより全長6.97KMの当該バイパスを約58億円かけて改修するとともに、合わせて道路を拡張し、バイク用レーン・歩道などを新規に建設するなど機能性を高めました。

2019年2月に建設工事を開始し、2022年1月に完工しました。

建設請負会社は大日本土木株式会社(DNC)で、コンサルタントは株式会社アンジェロセック社(INGEROSEC)が担当しました。

【画像】

【画像】

【画像】