ナショナルボランティアを活用した国内避難民影響地域の生計向上の取り組み(土のうを活用した未舗装道路の整備)

2023年3月1日

2022年12月5日(月)~10日(土)にかけて、JICAブルキナファソ事務所は、「NPO法人道普請人」の協力を得て、ホストコミュニティと国内避難民が現地調達可能な材料を活用し人力で経済的な道路整備を実施するために必要な研修を実施しました。

JICAブルキナファソ事務所は、「国内避難民影響地域におけるコミュニティ生計向上」のために、2022年8月~2023年2月にかけて、16名のナショナルボランティア(ブルキナファソ人)を、中央北部地方サンマテンガ県カヤ、コルシモロ、ブスマへ派遣しています。ナショナルボランティアは、行政とコミュニティを繋ぐ存在として、行政サービスが脆弱なブルキナファソにおける行政サービスの実施を支えています。

ブルキナファソ国では、生活道路や農道などの整備が不十分であり、生産した農畜産物を市場に供給することが難しい場合も多いです。そのため、ホストコミュニティと国内避難民が共同で、生活道路・農道を整備できる「土のう工法」(袋に土を詰め締固め路盤に利用)の研修を実施しました。

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研修実施中の様子

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測量研修の様子

当日は、ブルキナファソ国インフラ省の技術者、ナショナルボランティア等、約30名が参加し、「NPO法人道普請人」の2名の講師により、実際にワガドゥグ市内の未舗装道路にて土のうを活用した道路整備技術の指導がなされました。参加者からは、学んだ技術を活用して、自身が生活する地域の未舗装道路の整備を行いたいとの声が多く聞かれました。

JICAブルキナファソ事務所は、「国内避難民影響地域におけるコミュニティ生計向上」のために、ホストコミュニティ・国内避難民が共同で未舗装道路を整備することで、雇用の確保と生計向上に資するよう、ブルキナファソ国の取り組みに協力しています。

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