モルドバ国立救急医療センターに超音波診断装置を供与

2022年11月15日

モルドバ共和国はウクライナ避難民に無償で医療サービスを提供していますが、医療機材不足および機材老朽化の問題を抱えていました。これを受け、JICAはモルドバの保健医療セクターへの包括的な支援を実施しています。その一環として、中核病院の1つである国立救急医療センター(IEM)に超音波診断装置1台および簡易超音波診断装置2台を供与しました。

11月11日、JICAウクライナ・フィールドオフィスの杉本首席駐在員がIEMを訪問し、供与機材の活用状況を確認しました。実際に同機材を使用する医師および医療機材管理部門長から「供与いただいた最新の診断装置は日々の治療で役立っている。JICAの迅速な支援に感謝している」と謝意が示されました。また、同病院に対しては、2022年11月11日に贈与契約(G/A)が締結された無償資金協力「医療体制強化計画」等により、更なる医療機材の供与を実施する予定です。

3次救急医療機関であるIEMはモルドバ全土から24時間体制で患者を受け入れています。また、ウクライナ避難民にも外傷治療や人工透析治療を中心とした医療サービス提供をしています。

JICAはウクライナ避難民支援にも資するモルドバの保健セクターの能力向上への協力を今後も継続していきます。

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集中治療セクションで活用されている超音波診断装置

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