2019年7月18日
国際協力機構(JICA)は、7月17日、ビシュケクにて、キルギス共和国政府との間で、計2件、総額20億8,700万円を限度とする無償資金協力の贈与契約(Grant Agreement: G/A)を締結しました。
今回贈与契約を締結した無償資金協力事業は、以下の2件です。
(1)タラス-タラズ道路ウルマラル川橋梁架け替え計画(17億8,500万円)
(2)人材育成奨学計画(3億200万円)
各事業の詳細は以下のとおりです。
(1)タラス-タラズ道路ウルマラル川橋梁架け替え計画
The Project for Reconstruction of Urmaral River Bridge on Talas-Taraz Road
【事業の目的及び概要】
本事業は、日本の優れた土木技術を活用し、老朽化した橋梁の架け替えを行うことにより、キルギスと隣国カザフスタンを結ぶ国際幹線道路の通行の円滑化を図るとともに安定的な経済発展に寄与することが期待されます。
国名 | キルギス共和国 |
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案件名 | タラス-タラズ道路ウルマラル川橋梁架け替え計画(The Project for Reconstruction of Urmaral River Bridge on Talas-Taraz Road) |
実施予定期間 | 42ヵ月(詳細設計・入札期間含む) |
実施機関 | 運輸道路省 |
対象地域・施設 | タラス州 |
具体的事業内容(予定) | ①機材 タラス州にあるタラス-タラズ道路のタラズ側から82㎞地点に位置するウルマラル川橋梁の架け替え約90.5m、道路線形改良1,112m(橋梁部分含む)と護岸工の改良、交通安全施設の設置 ②コンサルティングサービス 詳細設計、入札補助、施工管理 |
(2)人材育成奨学計画
The Project for Human Resource Development Scholarship
【事業の目的及び概要】
本事業は、将来リーダー層となることが期待される優秀な若手行政官等の日本の大学院への留学を支援するもので、帰国後は、留学中に得た専門知識を活かして、キルギスの課題解決のための計画策定・政策立案に貢献するとともに、日本のよき理解者として日・キルギス両国の友好関係の拡大と強化に資することが期待されます。
キルギスに対する本事業を通じた支援は、2006年から開始され、これまで191名が留学、156名が修士号を取得して帰国しました。初期の卒業生の中には閣僚(大臣)まで務める行政官がいるほか、増えつつある若手卒業生たちは革新派の行政官として各分野で活躍しています。
国名 | キルギス共和国 |
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案件名 | 人材育成奨学計画(The Project for Human Resource Development Scholarship) |
実施予定期間 | 57ヵ月 |
実施機関 | 国家人事局 |
対象地域・施設 | |
具体的事業内容(予定) | 最大20名(修士課程18名、博士課程2名)の留学生の受け入れ (想定される分野) ‐公共政策 ‐経済政策/ビジネス振興政策 ‐農業政策/地域開発政策 ‐運輸政策 |