紛争や政情不安などの影響により昨日までの人生を奪われ、慣れ親しんだ場所からの移動を余儀なくされる「難民」と呼ばれる人々がいます。
難民支援は、本来、難民発生という緊急事態への対応であるため、主に国際機関やNGOなどの緊急人道支援機関が所掌し、JICAが貢献できる範囲は限られていると考えられてきました。その一方で、紛争の長期化に伴って難民状態も長期化しており、これまでの緊急支援だけでは対処できない新たな問題が発生しています。
アフリカにおける長期化難民と呼ばれる人々の存在と、そこで日本が実際に行っている長期化難民支援活動の一端を担っているのが、JICAの「開発援助」の難民支援です。