OECD開発センター及び外務省共催ハイレベル・ダイアログ「TICAD7に向けた道のりとアフリカ開発のダイナミクスの現状報告(2019年)」を開催

2019年5月21日

概要

【画像】会議名:ハイレベル・ダイアログ「TICAD7に向けた道のりとアフリカ開発のダイナミクス」
開催日:2019年5月21日
主催:OECD開発センター及び日本政府外務省
場所:フランス・パリOECD本部

主な参加者

主な登壇者

OECD事務総長 Mr.Angel Gurria
OECD開発センター長 Mr.Mario Pezzini
コートジボワール副大統領 Mr.Daniel Kablan Duncan
在仏ケニア大使 Ms.Judi Wakhungu
ルワンダ貿易産業大臣 Ms.Soraya Hakuziyaremye
トーゴ草の根開発・手工業・青少年・青年雇用大臣 Ms.Victoire Tomegah-Dogbé
UNDP副総裁兼アフリカ地域局長 Ms.Ahunna Eziakonwa
欧州委員会国際協力・開発局長 Mr.Felix Fernandez-Shaw
仏通信企業Orange中東・アフリカ部門長 Mr.Bruno Mettling
外務省 紀⾕昌彦TICAD担当大使
JICA 加藤宏理事

背景・目的

2019年8月28日~30日に横浜で開催される第7回アフリカ開発会議(TICAD7)に向けて、OECD加盟諸国やOECD開発センターのメンバー諸国との国際的議論を促進するため、日本政府外務省とOECD開発センターの共催によるハイレベルイベントが実施されました。

アフリカでは2018年3月に調印されたアフリカ大陸自由貿易協定(AfCFTA)に22カ国が批准し、その発効を間近に控えていますが、地域統合の真価を発揮し成長を加速化させるためには、インフラ整備による連結性の強化、及び民間セクターのイノベーション推進と生産性の向上が課題となっています。

本イベントでは、アフリカ連合(AU)の長期開発ビジョン「Agenda 2063」の重要テーマであるアフリカの経済構造改革に向けて、インフラ開発を通じて域内外との連結性を高めるために、公的セクターと民間セクターが果たしうる役割について、議論が交わされました。

内容

イベントにはアフリカ各国の閣僚、国際機関、及び民間企業の要人らが参加し、デジタルインフラを含むインフラ開発を全ての人々に裨益させるとするために、社会サービスの提供との組み合わせによる包摂的な事業アプローチや、雇用創出ニーズの高い地域や社会的便益を生み出す事業への民間投資を促進するための公的セクターによる支援について、話し合われました。

JICAからは加藤宏理事がパネリストとして登壇し、広域開発計画やセクター開発計画(マスタープラン)策定に関するJICAの協力事業を紹介しつつ、アフリカ各国が持続可能な開発を実現するためには、長期的な計画が重要であることを指摘しました。また、都市部のみならず村落部でも人口が増え続けるアフリカでは、都市と地方の両方へのバランスの取れた投資が必要と述べるとともに、TICAD 7が民間セクターを含む様々な関係者同士の更なる連携強化に向けた技術や知見の共有と交流の機会となることに期待を寄せました。

関連リンク

各種パンフレット