2019年度第一回「中小企業・SDGsビジネス支援事業」:100件の採択を決定

2019年8月23日

国際協力機構(JICA)は、2019年4月に中小企業・SDGsビジネス支援事業(2019年第一回)の公示を行い、このたび、審査を経て合計100件の採択を決定しました(別添:採択案件一覧表参照)。

本事業は、開発途上国の開発ニーズと本邦民間企業の優れた製品・技術とのマッチングを行い、「SDGs達成に貢献するビジネス(SDGsビジネス)」及び開発途上国の抱える課題の解決を図り、ODA を通じた二国間関係の強化や経済関係の一層の推進を目的としています。

採択された案件の地域別割合は、東南アジア・大洋州が最大(48%)であり、次にアフリカ(24%)、南アジア(10%)の順となっています。分野は、農業(18%)、環境・エネルギー(11%)、廃棄物処理(11%)が上位を占めました。

今回の募集にあたっては、開催を8月28日~30日に控えたTICAD7への貢献策の一環として、事前に企業を対象としたアフリカ・スタディツアーを実施しました。また、JICAよりアフリカの具体的なニーズ・課題を提示し、それに資するビジネス案の応募勧奨を行いました。アフリカを対象とする案件の採択割合は、過去最大となっています。

採択案件一覧表