マダガスカル向け無償資金贈与契約の締結:幹線道路の橋梁整備を通じ、マダガスカル国内と南部アフリカ地域の物流活性化に貢献

2019年9月4日

署名式の様子

国際協力機構(JICA)は、9月3日、マダガスカル共和国の首都アンタナナリボにて、同国政府との間で、「国道二号線(アンタナナリボ-トアマシナ間)におけるマングル橋及びアンツァパザナ橋改修計画」を対象として25億9,600万円を限度とする無償資金協力の贈与契約(Grant Agreement: G/A)を締結しました。

本案件は、マダガスカルの首都アンタナナリボ市と南部アフリカの主要国際港であるトアマシナ港を繋ぐ幹線道路、国道二号線上に位置する、老朽化した2つの橋の架け替えと2車線化により、マダガスカル国内とアフリカ南部地域の物流活性化に寄与するものです。また、現在、有償資金協力にて実施中の「トアマシナ港拡張事業」により2035年までにトアマシナ港の取扱貨物量が現在の約4倍に増えることが見込まれることから、港と首都の連結性強化による相乗効果が期待されます。

案件の詳細は以下の通りです。

【案件基礎情報】
国名 マダガスカル共和国
案件名 国道二号線(アンタナナリボ-トアマシナ間)におけるマングル橋及びアンツァパザナ橋改修計画
実施予定期間 51ヵ月(詳細設計・入札期間を含む)
実施機関 国土整備、住宅・公共事業省
対象地域・施設 アロチャ・マングル県ムラマンガ市近郊
具体的事業内容(予定) ① 施設整備
(ア)マングル橋:橋梁整備(全長約102m/2車線、歩道の設置)、アクセス道路の延長(約700m)
(イ)アンツァパザナ橋(仮名):橋梁整備(全長約30m/2車線、歩道の設置)、アクセス道路の延長(約120m)、橋梁周辺の護岸工(橋台の上下流各約10m)

② コンサルティング・サービス
詳細設計、入札補助、施工監理